P学大戦II(全3部構成・登場P学生129名)

第1部・亡霊よみがえる

1991(平成3)年10月発行 B5版コピー製本49ページ

ストーリー

 P学大戦で敗れた理事長戒厳軍の残党・M組組長とヒトラーII世はP学を脱出し、理事長一族の所有地である博士島に到着。そこでは理事長の従兄弟・理事長MkIIが彼らを出迎えた。MkIIたちはP学大戦で戦死した名門の御曹司とHDK幹部を蘇生させるとともに、ルドルフ・ヘス率いるナチスやP学史上最大の悪役常連ロンメル将軍を呼び寄せ、亡き理事長への復讐が始められた。

 そして2年後の1993(平成5)年、600回記念パーティーを楽しむP学生たちの元に20名の武装集団が現れ、突然の襲撃にしとう学園長を含む60名以上の死傷者を出す。稲川☆良夫・キグナス・中村主水の3人はかつて戦った仲間たちや歴代生徒会長を呼び寄せ、会議を行った結果、P学OB・現役生連合で理事長一族に対抗しようと決める。

 その翌日、P学大戦で戦死した影慶そっくりの男・翔雀が生徒会食堂で昼食をとる稲川と主水に襲いかかる。しかしあっけなく逮捕され、取り調べ時に主水は影慶だろと疑いをかけるが翔雀は一切否認する。

第2部・再び向かえ、戦場へ!!

1992(平成4)年2月発行 B5版コピー製本74ページ

ストーリー

 1993年5月13日。三宅島近海にいたP学海軍の潜水艦『おやしお』が理事長軍の攻撃を受けて撃沈されたのを火蓋に、第2次P学大戦が切って落とされた。P学軍の将兵たちは、三浦・房総半島に怒涛のごとく上陸してくる理事長軍の前に撤退を余儀なくされる。

 しかし犬猿の仲であった理事長軍第1軍の悪役OB幹部たちは功名争いが元で仲間割れを起こす。部下の東京ハレツ・なんと佑太を殺したぼくドンちゃんは、ロンメルによって射殺された。かたりん・百tたちの部隊も千葉まで侵攻するが、態勢を立て直したP学軍の秘密兵器・玉姫率いる特攻団と博士の歌声で反撃し、理事長軍を壊滅に追い込んだ。

 しかし終戦直後、2年前稲川に追放された大日如来がP学軍に対して不吉な予告を残し、P学再侵略の機会をうかがっていた。

第3部・激闘!メタルナイト作戦

1993(平成5)年2月発行 B5版コピー製本97ページ

ストーリー

 銃火器に使えば弾切れになることがなく、刀に使えば錆びることのない特殊鉱物『永遠の力』を手に入れたP学軍工作員・幻次郎が日本に帰国したが、最愛の恋人の猛虎女帝の目前でP学侵略を狙う大日一派に殺されてしまう。しかし『永遠の力』はP学軍の手に渡った為、女帝は幻次郎の死を無駄にしない為にも『永遠の力』を入れた武器造りに専念する。

 やがて稲川は翔雀を博士島攻略先鋒部隊のメンバーに抜擢する。主水は大反対するが、作戦期間中は主水に手を出さないことを条件に主水を説得。彼らの他にキグナス・女帝・天空神・念仏の鉄・かんざしの秀をメンバーに加え、作戦名を『メタルナイト−鋼鉄の騎士』とし、博士島上陸作戦を開始した。

 博士島上陸を予想していたルドルフ率いるナチスは、超重戦車マウスをはじめとする究極兵器で迎撃するが、稲川たちを支援するP学空軍攻撃機の攻撃を受けて壊滅。ルドルフは大日たちの手によって無残に殺されてしまう。

 その後、理事長軍の本拠地に忍び込む稲川たちだが、MkIIの罠にかかってしまう。その結果稲川は低電圧アールと、キグナスはかたりんと、それ以外の仲間たちは大日以外の如来六人衆と戦うことになる。激しい死闘の末それぞれの理事長軍の精鋭たちを倒したが、翔雀が使った必殺技・毒手拳を使った為正体が影慶だったことがバレてしまう。

 親衛隊員の猛攻を受けながらも名曹を倒し、MkIIとの対決が始まろうとしたその時、MkIIは大日の手で抹殺される。大日は宗教兵器・トワイライトミラージュで稲川たちを窮地に追い詰めるが、『永遠の力』を結集した攻撃戦法で大日を倒す。

 大日を倒した直後、影慶は主水に襲いかかり抹殺しようと企むが、主水の返り討ちに遭う。しかし主水も致命傷を受け稲川たちが見守る中、静かに息を引き取る。


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