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Ｐ学生プロフィール 第98回 天空神君（愛媛県） |
| PN・（敬称） | 天空神（君） |
| 在籍都道府県 | 愛媛県（1989.9〜1993.3）→京都府（1993.4〜） |
| Ｐ学入学年月日 | 1989（平成元）年９月14日（424回） |
| タイトル獲得数 | DD出題回数 ４回（507回、566回、618回、656回）
パズル出題回数 １回（513回） イラスト掲載回数 ９回 |
Ｐ学での宗教は、1988（昭和63）年11月17日（383回）に白夢皇帝君（埼玉県）に『白夢教』を設立したのが最初だった。その後、阿修羅王君（京都府）や月読命君（石川県）が台頭してくるようになるのだが、互いに「私こそが真の神だ！」と名乗る程度の内容だった。こうした神々の台頭から、珍興宗教ブームを巻き起こすきっかけを作ったのが…今回紹介する天空神君である。
1989（平成元）年９月14日（424回）に入学した天空神君であったが、入学当時はＰ学生たちににツッコミを入れたり、阿修羅王君や月読命君と同じように神様アピールする程度であった。その時のセリフはと言うと…？
| 1989 12・７（436回） | 「この乱世を治められるのは私一人。皆の者、我を崇めよ！」 |
| 1990 １・18（441回） | 「我が教団では、ホモ・レズ等の差別は一切ないから、安心して入信しなさい。」 |
| 女子Ｐ学生だけ入信させた『天空神教』の頃と比べてみると、このセリフは「ホントか？」と思うだろう（笑）。 | |
| ３・29（450回） | 「神は不変・不滅・不可解なのである！」 |
| 『不可解』を辞書でひくと、『理解しようとしても理解出来ないこと。また、そのさま。』という意味である。確かにこの言い分は不可解だ（笑）。 |
1990（平成２）年５月31日（459回）。この日行われた『校舎建設イベント』で、運命的な出会いがあった。建設前のおはらいに、巫女くん（鳥取県）が「神主は、巫女の私がやりますっ。」と宣言した後で、天空神君が「よしサービスとして『のろい』をかけてあげよう。」と突っ込んだ。これが巫女くんと天空神君との最初の出会いであり、後の紙面でも何かとセリフが前後する事が多くなる。
また、８月９日（469回）では大日如来君（後の軍司將軍・以下、大日君・宮城県）率いる『仏』の軍団・如来ブラザーズが台頭し、六道魔王君（以下、六道君・北海道）に宣戦布告していた。実は天空神君も「へっ、二流三流の神が何をほざく!!」と大日君たちに宣戦布告した事で、神仏戦争が勃発したのである。以下、当時のやり取りを見てみよう（以下、青文字は天空神君・ピンク文字は巫女くん・緑文字は大日君、朱文字は六道君）。
| 1990 ８・16（470回） | 「やい如来ブラザーズ。本当の仏さんにしてやるから、念仏となえてろよ。」 「え〜い黙れ〜い！」 「クズ仏め。天罰をくだしてやるから、そこへ直れ！」 |
| 10・18（479回） | 「ったく、だれがこんな騒ぎを引き起こしたのやら…。」 「六道を逮捕した者には、賞金を与えるぞ！」（薬師如来君・以下、薬師君・宮城県） 「お前ら、みんな地獄へ落ちてしまえ！」 「よく言った。わが信者に加えてやろう。」 |
| 巫女くんが大日君たちに対抗した姿を天空神君は称え、入信を勧める。これにより、『天空神教』を設立した。 | |
| 11・８（482回） | 「お前たち、世界平和と私の繁栄のために死んでくれ！」 「私も心を入れかえて、天空神様についていきますッ。」 「天空神は、足くさいから寄るな。」（薬師君） |
| 巫女くんが正式に天空神教に入信。 | |
| 12・13（487回） | 「ふぁ〜よく寝たぁ。さて魔王でも食いに行くかな。」 「はいはい。天空神あげるから、静かにしてよね。」 「如来共！さい銭やるから、１月ほど旅に出てろッ。」 「よし、この私が自らケリつけてあげよう。」 |
そして12月20日（488回）に、退魔士メスロン君（以下、メスロン君・埼玉県）が「よし、年末大掃除として私が天空神を始末してやろう。そ〜れズドドーン!!」と、神仏戦争に介入。1991（平成３）年から熊耳武緒君（以下、熊耳君・宮城県）も参入した事で、熾烈な戦いが繰り広げられたのである（以下、深紅文字はメスロン君）
| 1991 １・17（491回） | 「しょせんお前らは下級神。悟りを開いた仏にはかなわんのだ。」 「巫女よ。こやつらの相手をしてやりなさい。」 「お前は神ではなく『カビ』じゃないのか？」 「メスロンめ！よくもいとしの天空神様にーッ。ズガガガ!!」 |
| ２・21（496回） | 「宮城、愛媛は私がもらうッ。ズドド〜ン!!」 「天様。メスロンをセメント詰めにして日本海へ沈めてきました。」 「ふん、邪教の信者が巫女の名を語るも汚らわしいわ！」（熊耳君） 「熊耳！オレの女にガタガタぬかすんじゃないッ。」 「松山は瀬戸内海に沈めてやったわ。たわいのないやつよ。」 |
| ３・７（498回） | 「ふん。いくらあがいても無駄なことぐらい分からんのか？」 「それは最後のへらず口というものだよ。天空人君。」 「フッ。お前らが相討ちしてくれれば大助かりだぜ。」 |
| ５・９（507回） | 「フハハ。ついに私の出番のようだな。」 「まあ、何て知的な問題図！」 【『天空人、詐欺罪で永久禁固刑に処す』と書いてあるのさ】（界王様・宮城県） 「神出鬼ボツ!!」 天空神君初のDD出題の冒頭にて。 |
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| 実は大日君との対立は、ひろばまでにも及んだ。 大日君は「DDで１人２答はDD掲載の自由が奪われて不公平！」とひろばで訴えていたが、F15イーグル君（当時のPNは反戦イーグル・長野県）は３月14日（499回）の紙面で、DD回答の本当の自由の意味について『自由って何だ？』をタイトルに、敢えて大日君たちを名指しせずに辛辣な発言を行った。 これに対し大日君は４月11日（503回）のひろばで「我々と同じ思想を持てなかった君らのヒガミだよ。」とコメントした事で、天空神君は５月２日（506回）の紙面で大日君への反論ハガキを載せる。 大日君は５月23日（509回）の紙面で、『非合理な反論への批判』と称して「あの反論は結果から言うと、反論でも忠告でも何でもない発言に過ぎない。」と一蹴し、まさに『水と油』の状態である事が言えよう。 その一方で巫女くんとは、５月５日に岡山で行われた中四国同窓会で会った事で、紙面外でも２人の仲を深めていったのである。 |
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また九州同盟（QD）が次第に衰退していた状態に目をつけた天空神君は、「九州人たちよ、改宗するなら今のうちぞ!!」と九州地区のＰ学生たちにも矛先を向け、更に８月８日（520回）には中国地方にも進出した。そしてこの頃から、蓮川一也くん（以下、蓮川くん・大阪府）や魔雷妃くん（沖縄県）が入信した事で、巫女くん以外の女子Ｐ学生たちが天空神君の下に集うようになる。
この時期は大日君よりも、メスロン君との対立が多く見られた。
| 1991 ７・25（518回） | 「巫女よ。北九州市で布教を行うがよい！」 「さすらいの退魔士、バ神倒しに九州へ参上!!」 「メスロン！お前を倒すために復活したぜッ。」 |
| ８・15（521回） | 「さて、QD内部にも我が信者を作らにゃいかんな。」 「九州の皆さん、このバ神を倒すのにご協力を!!」 「九州よりも、メスロンの命がほしい！」 |
| ９・26（527回） | 「真の主は、今この地に降り立ったのだ！」 「私は見た！天空神が道後温泉で裸踊りをしてたのを。」 「あなたは呪符にでも埋もれてなさい!!」（蓮川くん） |
しかし８月29日（523回）、巫女くんは「バ神は温泉でおぼれてろ!!」と突然天空神君を裏切る。その後のHRでも「だれか〜。九州やるから愛媛を海へ沈めてくれ〜。」と天空神君を攻撃したが、巫女くんは９月19日（526回）に赤ちょうちんを開店してからは、羅魔流くん（大阪府）経営のラーメン屋『らまる屋』に矛先を変えたのであった。
10月以降は大日君とメスロン君との三つ巴の争いに傭兵オグマ君（以下、オグマ君・愛知県）が介入したが、この状態は1992（平成４）年４月16日（555回）に大日君が休学宣言するまで続いた。この間も新たに天之稚日子くん（栃木県）が入信し、着実に信者を増やしていった。
1992年度に入ると、飛鳥時代くん（愛媛県）・鳥坂隊長くん（以下、鳥坂くん・茨城県）・池田光流くん、右京くん（ともに大阪府）・樹里くん、舎脂夫人（ともに東京都）が入信し、天空神教は完全に『ハーレム教』と化した。それゆえに、女性信者同士による天空神君争奪戦も起こってしまう。
「私は神徳が高いからモテるのだ。」と豪語する天空神君であったが、同時にそれはメスロン君やオグマ君からの嫉妬を買う羽目になる。これに対し天空神君は「やつら全員に呪符をお見舞いしてやれ！」と信者たちに呪符貼りを命じて対抗したのであった。
10月頃から、天空神君の敵対勢力はオモイデ教の教祖である風車男ルリヲ君（以下、ルリヲ君・群馬県）や雪竜君（新潟県）に取って代わるようになった。特にオモイデ教による妨害活動は徐々に活発化した事で、11月５日（583回）に「我が信者たちよ、『重いで教』に石を投げてやれ!!」と信者ぐるみでオモイデ教に宣戦布告した（以下、赤文字はルリヲ君・紫文字はカステラ君・深緑文字は雪竜君）。
| 1992 12・10（588回） | 「この世には２通りの人間しかいない。即ち天空神教徒か、モテナイ教徒かだ!!」 「日本全国のうち若い娘の蒸発は、ほとんどヤツの宗教に関係してるらしい。」 「あの宗教に入ると、ホテルに連れ込まれるって話じゃねーか。」 「天空神教のツボを捨てよ。オモイデ教に入ろう!!（寺山修二）」 |
| 12・24（590回） | 「ああ、こうもモテる私は罪深い…。」 「宗教に恋愛を持ち込むなっつーのッ。」 「天空神教の聖典は『エロトピア』だそうです（爆笑）。」 「あいつの子孫は迫害をうけるな、きっと。」 |
| 1993 １・21（593回） | 「那垂山へ修行に出かけて、そのまま行方不明中の宗教関係者が３人ほど…。」 「あっ天様。今日も輝いておられるゥ（感動）」（樹里くん） 「何よオバン!!邪魔よ!!」（右京くん） 「だーれがオバンだって!?もう一度言ってみな!!」（樹里くん） 「また天様の前で醜い争いを…。」（鳥坂くん） 「ケンカしてるヒマがあったら、ルリヲの首を取ってこんかい!!」 「バ神教は、麻薬とエロ本を売ってる暴力団なのです。」 |
| ３・25（599回） | 「パプワ教は新教だが、決してプロテスタントではないぞ。」（南国少年パプワ君・以下、パプワ君・福岡県） 「ここの信者は、パプワニューギニアへ売り飛ばされるらしい。」 「♪私パ〜プ〜ワ、いつまでもパ〜プ〜ワ♪」 |
| パプワ教を立ち上げたパプワ君に対し、天空神君はあみんの『待つわ』の歌詞で皮肉っていた。 |
ちなみにかつて敵対関係だった大日君は1993(平成５)年２月11日（596回）のHRで「低レベルの宗教など、３年もすりゃなくなるだろうよ。」と遠回しに批判する程度で、天空神君を直接攻撃する事はなくなった。
そして信者１号だった巫女くん（1991年11月14日（534回）にPNを『葵魚』と改名）はと言うと、「天空神教？ああ、あの女ばかりの……」とあしらう程度になってしまう。更に1992年９月３日（575回）に「楽しかったです。さようなら！」と引退宣言をした。この時点では、巫女くんが復帰して天空神教の内部事情を暴露される事など知る由もなかったであろう。
1993年度に入ると、天空神君は大学進学により京都府に引っ越す。Ｐ学生の人数＆常連層の厚い近畿圏ゆえに、天空神教の規模が拡大する事を誰もが予想していた。
実際この年度には、世沙明（セシャーミン）くん、由葵栞くん（ともに埼玉県）・萌魚くん（北海道）・希夢くん（福井県）が入信した事でますます信者数が増加。５月20日（609回）には右京くんが天様を愛しても委員会（TAI）を設立した事で、天空神教はＰ学で最大規模の宗教団体に成長した。
しかしその最盛期は、６月10日（612回）に復活した巫女くんによって終止符が打たれる事になる。復帰した巫女くんは、引退から復帰に至るまでの間に天空神君にたぶらかされた事を暴露して「みんな聞いて〜。私は昔『天』にもてあそばれた元信者なのよ（号泣）。」と涙ながらに訴えたのだ。更にこの日、猛虎女帝くん（以下、女帝くん・京都府）からも「実は、天空神は京都で私にも言い寄って来てるんです！」と暴露された事で、天空神教の内部崩壊が始まっていく。
ちなみに７月15日（617回）には後醍醐天皇（大阪府）率いるＰ学軍に対抗すべく、女帝くん・キグナス君（滋賀県）との共闘を宣言するも、巫女くんの内情暴露によって早々と離脱を余儀なくされた。
巫女くんによる内部暴露が起こった後のやり取りは以下の通り。
| 1993 ６・24（614回） | 「うっうっ、あんなヤツを信じた私がバカだったわッ。」 「右京に樹里よ、これが信心の足らなかった者の末路なのだよ。」 「てめーはラスプーチンか？」 「右京くん、何とか言ってやってー。」（樹里くん） 「かわいそうに、私が催眠術を解いてあげよう。」 「お前はこの私が成敗してくれるわ!!」（右京くん） 「あんた、そろそろSMクラブへ働きに行く時間じゃないのか？」 |
| ８・19（622回） | 「うっうっ、男なんて、男なんて〜!!」 「樹里と右京は『樹里アナと右京（ジュリアナ東京）』というSMバーで働かされてるらしいぜ。」 （真田Ｖ君・後の猿・長野県） 「樹里＆右京よ、ペ天に復讐したいなら、オモイデ教が一番だぞ。」 「天様！巫女との関係をはっきりさせないと、私はオモイデ教に改宗しますわよ!!」（右京くん） 「うっうっ、天様…。」（樹里くん） 「彼女らも、昔は敬けんな信者だったんだよなぁ。」 「フフフ、これしきの騒ぎで動揺する私ではないわ!!」 |
| ９・16（626回） | 「私の偉大さに気づかぬ者は不幸である。」 「天よ、『天様を愛しても委員会』は解散したんだってな。」 「天様、今までの我がままをお許しください。」（樹里くん） 「裁判長！天は私をキズモノにしたんです…うっうっ。」 |
| 10・21（631回） | 「Ｈ氏の方がまだマシだわ!!」 「あ〜あ、メスロンもかわいそうに。」 「天様さようなら、私、新しい恋を探しますわ。」（樹里くん） |
| 巫女くんはこの時期にメスロン君にも接触した事で、彼に好意を抱く女子Ｐ学生からの反感を買っていた。同時に、樹里くんが天空神教の脱会を宣言した。 |
その後カステラ君とルリヲ君が引退し、巫女くんが休学した事もあり、天空神君は懲りずに信者勧誘を続ける。11月11日（634回）には同郷パズラーでもある渡空燕丸くん（後の★★★★・以下、燕丸くん・愛媛県）に「燕丸や、君も私のそばでその笑顔を見せてくれないか？」と声をかけるも、「だれのことを言ってるのかなぁ、ん？」とあしらわれてしまった。
この時点で、信者同士による天空神君争奪戦はまだ続いていた。とりわけ積極的だったのは世沙明くんであり、古参信者に負けじとばかりにラブコールを送っていたのだ。
1994（平成６）年１月13日（641回）、天空神君は９代目会長選挙の出馬を表明した。「公約…ハートあふれるＰ学を我らに！」と宣言して選挙活動を始める。しかし、既にスキャンダル教祖のイメージがつきまとっていた事もあり、雪竜君からは「今年は天空神と名曹との激しい一騎打ちが予想されます（最下位の）。」と、名門の御曹司君（以下、名曹君・東京都）との対抗馬と評された程だった。
芳しくない下馬評にも関わらず、天空神君は世沙明くんの応援演説も得た事で活動を続けていき、「フッ、勝てば官軍。後は思いのままさ！」と息巻くものの…４月７日（652回）の開票結果は、16マイナス28票の実質マイナス12票とＨ氏（群馬県）と並ぶ形で落選した。
| 総得票では当選した燕丸くん（36票）に次いで２位であったが、汚名がつきまとった事でマイナス票が上回る羽目になった。しかし落選したにも関わらず、４月28日（655回）のHRでは「ああ、今日も私を求める声が聞こえる！」と、ワースト２位落選のショックはかけらも見当たらない立ち直りの早さをアピールしていた。 その後は「春の信者獲得作戦を決行するぞ！」と信者勧誘に躍起になり、1994年度には林博君（埼玉県）や夏宿くん（滋賀県）、灯り雪くん（福井県）が新たに入信していった。 しかし８月４日（669回）に巫女くんが三度復帰。実は休学期間に出産していた事を明らかにし、この日のHRでは「さ、これがあなたのパパですよ。」と天空神君に迫ったのである。信者の間で天空神君争奪戦が続いていたが、この隠し子騒動で一層泥沼化していった。 ９月15日（675回）に巫女くんがDD出題した際、天空神君は「巫女自身は誰の子とは言ってないだろーが!!」と頑なに否定し、「おし、血液鑑定でも何でもしてやろうじゃないか!!」と開き直る有様だった。９月26日（677回）には巫女くんの子供・天子ちゃん（京都府・当時１歳３ヵ月）が入学し、父親探しが始まっても天空神君は終始態度を変える事はなかった。 |
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慕われていた信者に去られても、天空神君はめげずに信者勧誘を行う。12月１日（685回）には、当時女子Ｐ学生たちにイジめられ、Ｈ氏につきまとわれていたらむね（東京都）に対し「ウチに入信すれば、イジメられずにすむかもよ。らむね♪」と勧誘するも、入信までには至らなかった。
翌週12月８日（686回）には10代目会長選挙への出馬を表明し、「会長職は聖職。よって私こそ会長にふさわしい！」と息巻くも、開票結果は15マイナス10票の実質５票と落選した。
1995（平成７）年２月16日（695回）にＰ学閉校発表があった事で、３月２日（697回）のひろばでは「一言で言えば、Ｐ学は私の青春だったのかもしれません。今朝からずっと泣いています。失うものがあまりにも大きいから…。」とショックを露わにしていた。
しかし後醍醐天皇と共に『同人誌版パズラー学園』のプロジェクトメンバーの一員となり、「３月５日の集会でやっていける自信を持ちました。あとは全力で頑張るのみ!!」と意気込んだ。元々近畿パズラーは定期的に同窓会を行っていたので、結束力の強さが表われていたと言えよう。でも、頓挫しちゃったけどね…。
閉校を迎えた時期の天空神教信者は萌魚くんと灯り雪くんだけになってしまい、雪竜君からは「ハーレムが いつの間にやら 掘っ立て小屋（３回くり返す）」と、川柳で皮肉られる羽目になった。それにも関わらず、「我らの行く道が幸せであれ破滅であれ、進むしかないのだよ。」と最後まで強気な姿勢を崩さない天空神君であった。
実はインターネットがない時代ならではの逸話がある。巫女くんは1994年度は進学の関係上、京都府に引っ越していた。こうした地理的条件もあって天空神君は巫女くんと紙面外で会う機会を作り、「どうやって盛り上げていこうか？」とHRでのネタ合わせをしていたらしいのだ。真偽の程は分からないが、こうした行為はまるで漫才コンビが持ちネタの練習をしているように見える。
それだけに３月23日（700回）でのHR特集『私にとってＰ学とは……何だったのか』では、「巫女のおかげで教団を設立でき、巫女のおかげで大崩壊。」と天空神教の興亡をこう述べている。裏を返せばいろんな面で巫女くんと共に紙面を盛り上げていた事が分かる。
３月30日での卒業式では「らむねを落とせなかったのは、悔いが残るな。」と悔やむ反面、「世沙明、本当はキミだけが……。」と告白して閉校を迎えた。仮に紙面が４月以降も続いていたら、この関係はどうなっていたかは…今となっては誰にも分からない（笑）。ただＰ学閉校という不測の事態によって、天空神教が完全崩壊を免れたと言うのが何とも皮肉な話と言えよう。
そして、いかなる状況でもポジティブ思考で臨んでいたのも、天空神教がＰ学史の中で最も息の長い宗教団体だった事が分かる。