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Ｐ学生プロフィール 第３回 夜霧君（鹿児島県） |
| PN・（敬称） | 夜霧（君） |
| 在籍都道府県 | 鹿児島県 |
| Ｐ学入学年月日 | 1988（昭和63）年７月21日（366回） |
| タイトル獲得数 | DD出題回数 ２回（386回、448回）
ごほうび賞獲得回数 １回（418回） イラスト掲載回数 ９回 |
遅ればせながら福岡ダイエーホークス（※）とファンの皆様方、日本一おめでとうございます。えっ、何で今更こんな話題を？いいじゃないの、今回のＰ学生プロフィールはダイエー日本シリーズ優勝記念と言うことで九州にしたんだよ。
じゃ何で福岡県のパズラーを紹介しないの、だと？うるさいな、福岡以外にも目立った九州パズラーはいたんだから、そこまでこだわる必要ないのッ。と言う訳で今回は九州パズラーを団結させて盛り上げた九州同盟の盟主・夜霧君を紹介しよう。
1988（昭和63）年７月21日（366回）に入学した夜霧君は、当時盛り上がっていた反男女交際派（HDK）・男女交際派（DK）の争いに加入し、HDK側に所属して戦っていた。
だが、同じ頃においドン君（鹿児島県）が博士の言葉音痴を利用して間接的に千葉県を攻撃（例・イモの木葉→イモのチバ）していた為、これが後に夜霧君の全国制覇の野望を起こすきっかけにつながっていくのである。
当時のＰ学は、軍団・団体が増えるはしりでもあった。こうした状況を憂うCONTI君（東京都）は「なぜ同盟やグループを結成しなければ自分をPR出来ないんだ!!少しは自己自立しろ!!」と、９月８日（373回）のひろばで辛辣な発言をした。これに対し夜霧君は９月29日（376回）のひろばで、以下のように述べている。
「委員、グループなどはいらないというのは、まちがっていると思う。もちろん、目立つためには、紙面上でやるのが一番適切だけど、同盟やグループをフルに活用して自分をPRすることができる。CONTI君も活用してごらんよ。」
そして９月15日（374回）、九州パズラーで構成された軍団・九州同盟（以下、QD）を創設し、全国制覇の目標を掲げて活動を開始。10月13日（378回）に中国地方の侵攻を開始したのである。途中、彼の副官的存在である夕霧君（鹿児島県）が1989（平成元）年１月12日（390回）に入学し、夜霧君と二人三脚で九州パズラーを団結させていく。この２人には秘密の共通点があるのだが、それに関しては彼の引退時に詳しく解説する。
１月19日（391回）には近畿地方に侵攻を開始。この時のQDの主力メンバーは他にザクセン公君・るくしおん君（後の九紋竜・ともに福岡県）、琴乃有くん（鹿児島県）、河童王君（長崎県）などであり、土方歳三君（兵庫県）や鬼羅左右人君（後の成原成行・大阪府）ら近畿パズラーと１年近く激戦を展開していた。
更に４月27日（404回）、綾之介くん（栃木県）の提案でQD親衛隊（QDS）が結成。栃木県を第２の拠点に設け、５月４日（405回）には福島県、７月６日（414回）には宮城県と破竹の勢いで侵攻、泊珍君（福島県）ら東北パズラーと戦う。侵略した他都道府県パズラーとやりとりすれば、勢い任せにすぐ次の県へ…という夜霧君率いるQDのスタイルは後にＰ学生たちから、『無銭飲食集団』と揶揄されるようになった。
７月13日（415回）、金・恋くん（栃木県）と当時生徒会長だったキグナス君（滋賀県）とのスキャンダル騒ぎが発覚。彼を非難する声が出た際、夜霧君もこれに乗じて徹底的に攻撃していく。この様な状態がしばらくつづいたが、12月21日（438回）にQD主力メンバーに占領した地区の統治権を以下のように分け与えた。
| 京都府…夕霧君 | 大阪府…リンダ君（大阪府） | 岡山県…おいドン君 | 広島県…るくしおん君 |
| 宮城県・福島県…電撃魔神君・神無月くん（ともに栃木県）、ようせい社の社長くん（以下、よう社くん）・すぱでびるくん（ともに岐阜県） | |||
年明けて1990（平成２）年、順風満帆に事が進んでいたQDに次々と災難が降りかかる。まず１月25日（442回）、PNを九紋竜と改名したるくしおん君が夜霧君に対して謀反を起こす。しかし夜霧君はこの謀反に動揺することなく、２月１日（443回）に北海道、３月29日（450回）に長野県・愛知県に侵攻を開始する。
この時鳳凰君（岐阜県）から「QDは岐阜も見つけられないほどの方向音痴です。」と突っ込まれるが、これはよう社くんがQDメンバーに加盟してた事もあって、夜霧君はあえて占領を避けたものと思われる。
だが５月24日（458回）、QDのメンバーであるリンダ君が突然夜霧君に色仕掛けで付きまとうようになり、さすがの夜霧君もこれには動揺した。更に６月14日（461回）には、軍団での争いにマンネリを感じていた中村主水君（後のたか龍β・東京都）の過激発言文が掲載され、QDの活動も徹底的に批判された。これに対し、夜霧君は７月５日（464回）のひろばで以下のように反論している。
「名指しで言われたからには、こっちとしても何とか言わねば！面白くないから解散しろはないだろ。面白くなければ、もっと面白くして頑張ろうというのが本当じゃないか!!HDKなどで楽しんでる人もいることを忘れて欲しくないな！」
主水君の批判にもめげず、７月５日には静岡県に侵攻。玉姫くんやバーラ薔薇君（ともに静岡県）と戦うが10月４日（477回）、新聞を止められた事情により引退せざるを得なくなった。引退時に夜霧君は、夜霧・夕霧を１人２役で投稿を続けていたことを自ら明かした。これには驚きの声があったが、前々から同一人物だと思っていたと言う声もあり反応は様々であった。
夜霧君の引退により迦楼羅君（福岡県）が彼の後を引き継いで活動を続けていくが、創設時以上の盛り上がりを見せることはなかった。ちなみに、その後のQDの活動を簡単にまとめてみた。
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1991（平成３）年 |
SAYくん・大邦皇帝君ら茨城県パズラーと戦う。 |
| 1992（平成４）年 | 特急君（香川県）や渡空燕丸くん（愛媛県）らを中心とした四国同盟（SD）と戦う。 |
| 1993（平成５）年 | SDとの戦いを続ける中、後醍醐天皇（大阪府）率いるＰ学軍に九州を攻撃され、三つ巴の戦いに発展する。 |
そして1994（平成６）年５月５日（656回）、迦楼羅君は「QD盟主は辞める！後継ぎたい奴は勝手にやってくれ。」と宣言。敵対していた燕丸くんが生徒会長に就任したのをきっかけに彼女の傘下に入ってしまう。後を継ぐ者も出てこなかった為、５年半近くも続いたQDの活動は全国制覇を果たすことなく幕を閉じたのであった。
よく考えてみると、QDは芸能事務所の様なものであった。ここでちょっとQDを芸能界に置き換えてみよう。
夜霧君は最初HDKのメンバーとしてスタート。その後独立してQDという事務所を作り、自ら売れるべく全国を回ると同時に九州の有名人をプロデュースしていく。そして夜霧君の引退後、迦楼羅君が社長の座につき、ローカル番組を中心に活動していく…。
実に見事な例え様ではないか。まあこれを見て「うんうん。」とうなずいたり、大笑いするなど自由に受け止めても構わないが、主力メンバーが引退すると残ったメンバーが自動的に後を引き継ぐことで５年半も続けられたのは確かである。
それにしても夜霧君、君は実に立派な置き土産を残してくれたもんだね〜（笑）。
※…2020（令和２）年４月８日に追記更新。初回掲載当時は『福岡ダイエーホークス』であったが、2005（平成17）年１月28日から『福岡ソフトバンクホークス』と球団名を改称した。