Ｐ学生プロフィール　第130回　迦楼羅君（福岡県）

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Personal Data

PN・（敬称）

 迦楼羅（1990.2〜1992.8,1993.6〜）⇔カルラ（1992.8〜1993.6）（君）
在籍都道府県 福岡県
Ｐ学入学年月日 1990（平成２）年２月22日（446回）
タイトル獲得数 DD出題回数　１回（527回）

ごほうび賞獲得回数　１回（492回）

イラスト掲載回数　８回

標語掲載回数　１回（491回）

　今回のプロフィール掲載から、５巡目に入る。その１人目となるのが、迦楼羅（かるら）君である。なお1992（平成４）年８月13日にカタカナ表記の『カルラ』に改名したが、1993（平成５）年６月10日（612回）に入学当時の漢字表記PNに戻している。よってこのページでは、全て『迦楼羅君』で統一していく。

　1990（平成２）年２月22日（446回）に入学した迦楼羅君は、当時盛んだった九州同盟（以下、QD）の構成員として本州侵攻に手を貸していた。なお同時期に迦楼羅王レイガ君（以下、レイガ君）が福岡県から投稿していたが、３月15日（449回）のひろばにて「同じ福岡県に『迦楼羅王レイガ』という人いますけど、赤の他人です。マチガイのないように。」と、同一人物である事を否定している。ちなみに翌々週の３月29日（450回）に、レイガ君は群馬県に引っ越す事をひろばで報告。福岡県内での混乱だけは避けられた。

　そんな迦楼羅君に思わぬ転機が訪れる。10月４日（477回）の紙面でQD盟主の夜霧君（鹿児島県）が引退宣言をした事により、10月25日（480回）のひろばにて「オレは、夜霧様のあとをつぐ！QDの中心人物になる！」と２代目盟主の就任を宣言した。11月８日（482回）には「QDは滅びず！戦士たちよ、再び静岡へ向かえーッ。」と、当時侵攻していた静岡県と東北地方・北海道への攻撃を命じたのである。

　この時は荒烈駆主君（長野県）、オロスカ君とひょ〜たんつぎ君（共に福岡県）がQDに加入していた。しかし夜霧君の頃に侵攻を手助けしていたQD親衛隊（QDS）の綾之介くんと電撃魔神君（共に栃木県）は離脱していて、組織的な戦いは出来なくなっていた。おまけに夜霧君につきまとっていたリンダ君（大阪府）は、その標的を迦楼羅君に移した。更に花散里（当時のPNは『涼香嬢』）くん（福岡県）は反QD（HQD）についた事で、戦況はより一層混乱状態になってしまう。

　こんな状況の中、迦楼羅君は1991（平成３）年１月24日（492回）のDDにて【ストレスがたまって頭をかきむしった毛筆だ】の回答で、ごほうび賞を獲得する。きっと彼の心境もこんなんだったりして（笑）。

　更に２月21日（496回）には、東京都への侵攻開始を宣言する。夜霧君の代から続いていた、手をつけたら次へ進むスタイルを踏襲した事で『無銭飲食集団』と揶揄され、更に神奈川県を飛ばして東京都に攻め込むものだから、引き続き『方向音痴集団』と呼ばれたのは言うまでもない。
492回問題図

　４月18日（504回）からはSAYくん（茨城県）を始めとする茨城県パズラーがQDに宣戦布告した事により、QDと茨城県の戦いへと発展していく。ただ迦楼羅君は「オ、オレは今、どこを攻めてるんだっけ？」と戸惑うセリフもあった事から、方向音痴ぶりが垣間見えていた。もっとも茨城県を攻める以前に、隣接している埼玉県・千葉県を飛ばしてるから無理もないだろう。更に９月26日（527回）に迦楼羅君がDD出題した際、Mr.Mr.君（愛知県）から「QD？そう言や３年程前、そんなのがあったな。」と前フリで突っ込まれていたし（笑）。

　その後迦楼羅君は12月から休学してしまうが、1992年４月９日（554回）に復活する。４月23日（556回）には特急君（当時のPNは『特急列車』・香川県）を盟主とする四国同盟（以下、SD）がQDに宣戦布告をした事により、SDとの戦いが始まる。実は夜霧君の時代には四国は完全スルー状態だった為、「今更四国と争うの？」と思ったＰ学生もいたことだろう（笑）。
　この時は流言（るげん）君や南国少年パプワ君（以下、パプワ君）、勇者君、邪剣士ミスト君（共に福岡県）が新たに迦楼羅君の下につき、一方SD側には渡空燕丸くん（後の★★★★・以下、燕丸くん・愛媛県）がつく事になった。更に趙雲子龍君（後の天道早雲・大阪府）も迦楼羅君に対抗した事で、一層混沌化した。

　この時のやり取りはと言うと…？（以下、黄緑文字は迦楼羅君・黄文字は流言君・水色文字は特急君・白背景＆紫文字は燕丸くん）

1992　４・23（556回） 「SD勅命第１号。QDを武装解除せよ！」
「キサ〜ン！QDをバカにしよっと、ブチくらすぞ!!」
「ブチくらすぞ」は北九州弁で『ぶん殴るぞ』を意味する。
　　　　６・18（564回） 「皆さん。本日は迦楼羅・流言の処刑を見に来てくれてありがとう。」
「右の者、校門でさらし首の刑に処す！」
「はいはい。ただ今……ズバッ!!」
　　　　８・６（571回） 「同志よ剣を持て！HQDを討つのだ!!」
「QDに勝利を、そして栄光を!!」
「SD軍火炎放射班前へ！やれーッ!!」
　　　　10・15（580回） 「さあ来週はＰ学祭、とゆうことは…。」（雅君・兵庫県）
「おし浴びるように飲むぞ〜!!」
「すみません、すぐ連れ出しますから…。」
「スクープ！カルラと流言の意外な関係!!」
　　　　12・10（588回） 「さてと、燕に言い寄ってくるか♪」
「いっぺん死ぬか？おっさん！」
「とびきりクールな笑顔を見せてやる〜♪」
「あのなあ燕丸、オレは……ドカーン!!（爆死）」
1993　１・28（594回） 「私はカルラ様より好きな人が♪」
「ううっ燕丸、裏切られたオレをなぐさめてくれ…。」
「いくら蹴っても倒れない〜♪」
「燕よ、君がツバメなら、僕はニワトリだよ♪」

　特に燕丸くんとのやり取りは敵対したかと思いきや、突然求愛したりと気まぐれな態度であった。それがいつしか特急君と燕丸くんを巡る争いまでにエスカレートしてしまう。もっとも当の燕丸くんは、そんな２人に対して全く興味を示していなかったが…。

　1993年２月11日（596回）には、８代目生徒会長選挙の出馬を表明した。選挙活動時には「そこのお前！オレに入れんと不幸になるぞ!!」と、Ｐ学生たちを脅迫する一幕もあったが、結果は落選。５月20日（609回）のHRでは、「（九州もん全滅！）オレの祈りが天に通じたのだ〜♪」と歓喜した特急君に対し、迦楼羅君は「オレが落ちたのはお前のせいだッ。ゆえに殺すー!!」と特急君に八つ当たり。燕丸くんからは「あんた、ゾンボにも負けたんだって？」とあざ笑われたりと、惨憺たる有様だった。

　そして５月27日（610回）、Ｐ学軍司令官の後醍醐天皇（大阪府）がQDに対して宣戦布告を行う。かつて大阪府を侵略された事もあり、QDに対する執念は半端じゃなかった。九州への侵攻は主にスタビライザー君（大阪府）が受け持ち、これにより迦楼羅君はSD・Ｐ学軍と三つ巴の戦いを余儀なくされたのである。（以下、黒背景＆黄文字はスタビライザー君）

1993　６・17（613回） 「Ｐ学軍に協力したげてもいいけど、QDは私のもんだよ。」
「迦楼羅はオレが始末してやる!!」
「ヤツなら、特急『燕』に乗ってるのを見たぜ。」
「フッ、口先だけの関西人どもめ！くらえ〜不動迦楼羅炎!!」
「QD？何だっけ？ああ新型のロケット花火ね。」（泊珍君・福島県）
「……というデマが広がってます。お気をつけください。」
掲載当時、JR九州の特急『つばめ』は博多⇔西鹿児島（現・鹿児島中央）間を走っていた。
　　　　７・29（619回） 「一方、SDの連中は天神地下街で迷子になったそうだ。」
「ザマァねぇですね（笑）。」
「テメエは迦楼羅の鼻水でもナメてな!!」
「フッ、あれから少しは変わったかと思ったら、退化してやがんの。」
　　　　８・26（623回） 「ケッ、QDはＰ学軍傭兵軍団が粉砕してやるぜ!!」
「Ｐ学軍は下関でフグにあたって全滅したそうだ。」
「食い意地がはってますからね。ヤツらは。」
「分かったから、泣き声で言うんじゃないッ。」
「Ｐ学軍の戦車は、自転車の周りを段ボールで貼っただけのものらしい…。」
　　　　９・23（627回） 【ザコどもの張った結界など、すぐ破れるぜ。】（海君・和歌山県）
「フッ、QDの真の実力を思い知らせてくれるわ!!」
「何を今さら……。」
「QDのウジ虫どもめ。Ｐ学軍がこらしめてやる！」
「よし、必殺太宰府天満宮合格祈願剣!!」

　しかしこの頃になると、それまで迦楼羅君の下についていたQD構成員たちが相次いで引退していった。そして相方である流言君も、当時盛んになっていたF15イーグル君（東京都）（※）の農地改革に力を貸すようになる。
　更に９月16日（626回）には敵対関係であった花散里くんも引退した事で、迦楼羅君は「とうとうQDもオレ一人か…（ため息）。」とボヤく一幕もあった。それでも「よし、九州はこれからボクが守ってみせる!!」とくらげえんくん（後の堀内まさき・福岡県）が意気込むも、12月に千葉県に引っ越してしまう。

　1994（平成６）年２月から１ヵ月間休学した後、３月３日（647回）に流言君と共に復活する。この頃になると完全に燕丸くんに求愛するまでになってしまった。だが一方でQD盟主としての威厳を取り戻すべく、３月24日（650回）に「おし、オレは目覚めた！QD総進撃だッ。狙うは山陽地方!!」と宣言し、忍野うりくん（広島県）に戦いを挑んだ。４月７日（652回）にパプワ君が復活するも長続きせず、最早軍団として機能しなくなっていた。

　そして５月５日（656回）、「QD盟主はやめる！後継ぎたいヤツは、勝手にやってくれ。」と迦楼羅君は自ら盟主の辞任を宣言。後を継ぐ九州パズラーが出てこなかった事で、QDによる全国制覇の野望は完全に潰えたのである。もっとも迦楼羅君が就任した時点で、衰えに拍車をかけてしまったんだけどね…。

　1994年度から燕丸くんが生徒会長の座に就いた事により、「オラオラ頭が高ぇ！新会長様のお出ましだ〜い!!」と燕丸くんの肩を持つまでになってしまった。そして風紀委員長に就任した事で、当時HRにはびこっていたホモに走るＰ学生たちや反生徒会派などを取り締まる一幕もあった。

　12月15日（687回）には、「来年から京都の大谷大学へGO!!ありがとう。」と大学受験合格の報告を行い、次年度から京都府に引っ越す事も宣言した。しかし、1995（平成７）年２月16日（695回）のＰ学閉校発表により、紙面での活躍は３月いっぱいで終了となってしまう。３月23日（700回）でのHR特集『私にとってＰ学とは…何だったのか』では、「ここには友情があり愛情があった。ここには笑顔があり幸福があった。」と心境を述べている。

　とは言え、２代目QD盟主として奮起するも勢いを維持出来ず、プライドを捨てて燕丸くんに尽くす姿を見て「かつてのQD盟主も落ちぶれたものだな。」と思う人もいただろう。しかし、QDが勢いづいていた頃を知っているＰ学生が後の年度になればなるほど少なくなった事で、あざ笑う人すらいなかったのだ。それを思うと、時の流れは本当に残酷なものである。

（※）…F15イーグル君は元々長野県パズラーであったが、1993年度から大学進学の為東京都に引っ越している。

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