P学生プロフィール 第6回 猛虎女帝くん(京都府)

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Personal Data

PN・(敬称) Tを愛する少女(1987.5〜1988.1)→猛虎女帝(1988.2〜)(くん)
在籍都道府県 京都府
P学入学年月日 1987(昭和62)年5月14日(307回)
タイトル獲得数 DD出題回数 6回(346回、455回、486回、556回、615回、678回)

ごほうび賞獲得回数 3回(367回、467回、609回)

パズル出題回数 7回(1991年新年特集、629回、636回、1994年新年特集、642回、650回、651回)

イラスト掲載回数 21回

 ふう…。最近仕事の方が忙しくなり、思うように博物館の更新が出来なかったな〜。だけど休みを利用して少しずつデータ調査したし、あとは打ちこむだけ…と言っても今回はきつかった。なんてったってP学歴8年近くのパズラーだったし…。という訳で今回は入学時からHRで活躍し、P学5代目生徒会長にも就任した猛虎女帝くんを紹介することにしよう。

 1987(昭和62)年5月14日(307回)、PN『T(タイガース)を愛する少女』(以下、T少女くん)でP学に入学。彼女が入学した当時のHRでは、巨人ファン(G党)と阪神ファン(T党)の争いが行われていた。前者は横琴君(福岡県)が、後者はTigers18君(以下、T18君・茨城県)とT・Hタイガース君(以下、T・H君・兵庫県)がそれぞれ仕切っていて、相手球団をけなし合っていた。このような中T少女くんは2人を慕ってT党入りし、盛んにG党を攻撃し始める(以下、緑文字はT少女くん、白背景&黒文字はT18君、黒背景&黄文字はT・H君、オレンジ文字は横琴君)。

1987 5・14(307回) 「阪神を愛する新人です。T・H先輩、T18先輩、どうぞごひいきのほどを!」
「阪神ファンは神様です。その他はゴミです。」
「だめトラはおととしのビデオでも見てなさい!あと20年は優勝しないんだからー。」
「テメーッ。その言葉わすれんなよォ。」
    7・9(315回) 【あーっと!バース空振り三振。阪神は5回でコールド負けです】(Green君・秋田県)
「何だよテメーッ。どっかへ消えろーッ!!」

「ノンプロレベルの阪神が何を言うかッ。」
「てめぇいい度胸してるじゃんかー。ケンカ売る気か?」
    7・30(318回) 「あのォT・H先輩、甲子園の切符2枚手に入ったんですけど……」
「みんな許さんッ。」(博士)
この時期は、博士が男女交際の反対を猛烈に訴えていた。
    10・15(328回) 「バカな『死に虎』が何を言うか!」(ゆびてる君・後のゼウス・神奈川県)
「あんさんG党どすやろ、ほな死んでもらいまひょ。」

 またDDの方でも問題図のデザインがHっぽい物だったりすると、「ちょっとこれアブないんじゃな〜い?」の前フリゼリフで出題者にツッコミを入れる。ちなみにこのセリフが最初に出たのは8月13日(320回)に出題されたシェリーちゃん(埼玉県)の問題図であり、以後Hっぽい問題図には必ずと言っていい程このセリフを連発した。

320回問題図

 その後HRでは、ゲンギャーロ君(大阪府)や森崎達幸君(以下、森崎君・京都府)にラブコールを送る。特に森崎君の時にはあんとわねっとちゃん(滋賀県)との争奪戦に発展するが、周囲から浮気女のレッテルを貼られる羽目に陥る。

 1988(昭和63)年2月4日(342回)、PNを『猛虎女帝』(以下、女帝くん)に改名。同時に当時HDK(反男女交際派)・DK(男女交際派)の戦争に乗じて武器の売買を始め、3月24日(349回)には武器屋『女帝屋』を開業。森崎君が営む『森崎屋』と共に派手に武器売買を行っていった。
 更にこの年の3月29日に京都で初めて行われた同窓会にも参加し、紙面外でも積極的な活躍ぶりが見られた。

 もちろん、プロ野球ファン同士の抗争も続いていた。この時は中日ファンのドラゴン戦士君(以下、D戦士君・富山県)が阪神ファンを盛んに煽っていた(以下、青文字はD戦士君)。

1988 4・7(351回) 「さぁ明日はプロ野球の開幕やでぇ。」
「猛虎復活を期して、みんなで六甲おろし斉唱!」
「♪六甲おろしにィ、さっそーうと〜♪」
「今年は辰年、ドラゴンズの年だーッ。」
「フレーフレー、ライオンズ〜。」(藤沢瑞生くん・北海道)
    5・12(356回) 「T派を敵に回すとどういうことになるか、お分かり?」
「タイガースがあんだってぇ?この世はGよ、G!!」(信乃くん・京都府)
「フン、T派を怒らせたら、何するか分かんねーぞッ。」

 10月13日(378回)、女帝くんの兄である阿修羅王君(京都府)が入学。この時の彼女の周辺では、ういろう雷帝君(以下、ういろう君・広島県)やビビアン王女くん(千葉県)が我が物顔で紙面を荒らし回っていた。その為、阿修羅王君と共に彼らと戦うことになり、この争いは1年近くも続く。更に1989(平成元)年6月15日(411回)、夜霧君(鹿児島県)率いるQD(九州同盟)が京都に侵攻。この時もまた阿修羅王君と共に戦い、兄と妹の二人三脚活動が続いた。
 この他にもNTTの伝言ダイヤルを利用した『パズラーダイヤル』の開設を9月7日(423回)付の紙面で発表。P学生からのメッセージをこのダイヤルを通して交換し合うものであったが、利用できる地区が京阪神地区限定だった為、盛んに利用されたかどうかは定かではない。

 1990(平成2)年3月1日(447回)には、5代目生徒会長選挙に出馬する。当時は他に森崎君・かたりん君(東京都)・後醍醐天皇(大阪府)・名門の貴公子君(後の名門の御曹司・東京都)がいたが、接戦の末見事に当選を果たした。
 副会長には絵梨衣くん(広島県)・土方歳三君(兵庫県)・電撃魔神君(栃木県)・エドワード君(北海道)の4人を指名し、武器屋も営みながらの会長就任となったのである。

 だが、生徒会長に就任した女帝くんには過酷な試練が待ち受けていた。9月6日(473回)、P学征服を企んでいた理事長が女帝くんを人質ゲストに取り、全P学生を脅迫。その間女帝くんは監禁生活を余儀なくされ、挙げ句の果てには腐ったトマトまで食べなければならない事態までに陥った。

 しかしそんな中女帝くんは、9月13日(474回)に『P学生の人権』、12月6日(486回)に『今どきのPN事情』についての発言文をそれぞれ掲載。当時ひろばで論議されていた2つの話題に対し、生徒会長としての意見を述べていた。

 監禁生活が3ヵ月間続き、女帝くんの体力も限界かと思われたが、12月13日(487回)にゲンドン君(大阪府)によって無事救出される。このことがきっかけで、1991(平成3)年4月18日(504回)から『ゲンドン&女帝の愛のメロドラマ』が始まった。

 このドラマの内容は、放浪の旅を続けるゲンドン君が旅先で女帝くんに手紙を送り、それを読んだ女帝くんが彼の後を追うものであった。しかし6月13日(512回)に柳生剣君(以下、柳生君・京都府)が2人の間に割って入り、女帝くんを連れ去ろうとするなど大胆な行動に出る。
 9月5日(524回)、ゲンドン君はようやく日本に帰国したが、女帝くん争奪戦は柳生君が一歩リードした状況であった。その為、ゲンドン君は9月26日(527回)に再び旅立ち、フランス外人部隊に入隊してしまう。
 女帝くんはこの姿に心を打たれ、、りんごの精くん(兵庫県)に頼んで柳生君との誤解を解きに行かせる。こうしてメロドラマの第1部は終わるのだが、1992(平成4)年3月5日(349回)、メロドラマ第2部がスタートした。

 この時ゲンドン君はPNを『幻次郎』に改名し、インターポールに狙われている国際テロリストとして女帝くんの前に現れた。地中海刑事君(千葉県)・邪剣士ミスト君(福岡県)・H氏(群馬県)・理事長に次々と狙われるものの、愛の逃避行を続けながら戦いを続けた。
 だが9月3日(575回)、幻次郎君はついに撃たれて息絶えてしまい、メロドラマは悲劇的な結末で幕を閉じた。その後大学受験の為休学するが、12月17日(589回)に無事復帰を果たす。幻次郎君を弔うべく、12月24日(590回)に「私、幻様の菩提を弔うため、出家しようと思うんだけど、どこの宗教がいいかしら?」と珍興宗教入りを示唆していたが…どこにも入信する事はなかった。

 その理由は1993(平成5)年2月11日(596回)、女帝くんの元にMAT松楠君(以下、MAT君・鳥取県)が現れ、彼女をクドき始めたからである。しかし、3月4日(599回)から2人の間に如月瞬くん(以下、瞬くん・静岡県)が割って入り、女帝くんと瞬くんのMAT君争奪戦が繰り広げられたが、3ヵ月後に自然停戦となった(以下、赤文字はMAT君・紫文字は影の声君(福岡県)・ピンク文字は瞬くん)。

1993 2・11(596回) 「どんなに素晴らしいプレゼントより、私には君の笑顔が最高の贈り物なのさ。」
「こんな過去のある女でも、温かく迎えて下さいますか?」
「草葉の陰でゴミムシが泣いておるぞ。」
    2・25(598回) 「P学のマドンナたちよ、いつまでも美しいままでいておくれ。」
「MATさんがダニーなら、私はモスキートン伯爵ですわ。」
「あんたはしょせん出戻り女なのさ。」(M2くん・福島県)
「失礼ねッ、人生経験が豊かと言ってよ!」
「ふん、ボロMATにひっかかるのは『りえママ』ぐらいなもんだぜ。」(片山臥竜君・東京都)
「しかし、あれでも未来は立派なミジンコだぞ。」
    3・4(599回) 「やあ、私の名は松楠。キミは?」
「女帝なんかより若くてピチピチの瞬で〜す。」
「あら、試験管さんやよう社さんよりは、まだ若いわッ。」
    4・29(607回) 「私は博愛主義者、女性同士が争う姿は見たくないのです。」
「性的トラウマが原因か?」
「瞬のことはお嫌いですか?」
「あんた、名曹の生霊がとりついてるわよ。」
 更にこの年、ようせい社の社長くん(以下、よう社くん・岐阜県)が生徒会長の座に就き、後醍醐天皇によってP学軍が結成された。よう社くんの親衛隊的存在だったP学軍は、日本全国を侵略して回っていった。

 この行動に呆れ返った女帝くんは7月15日(617回)、キグナス君(滋賀県)・天空神君(京都府)と共にP学軍に宣戦布告。その直後天空神君は天空神教の内部崩壊により離脱するが、女帝くん・キグナス君のベテラン常連コンビで飛☆降己くん(大阪府)、革命戦士君(広島県)に対抗した。
 そして11月25日(636回)には名門の御曹司君と手を組んだよう社くんとも敵対し、この対立は1994(平成6)年4月まで続いた。

 そして10月7日(629回)には、6年目にして初のパズル出題となった『ののぐらむパズル』が掲載された。その後1993年度末まで6回出題した事で、『ののぐらむの女帝』とまで言われるようになった。

 ちなみに、女帝くんが初めて出題した時の『ののぐらむパズル』がこちら。さて、どんな絵になるだろうか?(正解は最後にて)

 紙面外でも、京都府内の大学に通うP学生たちで『京都学生友の会』を結成。もちろん女帝くんもこのメンバーの一員であり、進路に関するメッセージ本『進路は続くよどこまでも…先輩たちの生声大特集'93』を発行した。

 1994年2月にういろう君が『20歳過ぎれば皆老人』をキャッチコピーに『老人会』を設立。参加させるメンバーの中に女帝くんの名前もあったことに対して次のように反論し、老人会入りを拒否している。

「ちょっとういじいさん、黙って見てればずいぶん勝手なことやってくれるじゃない。『20歳過ぎれば皆老人』、そりゃいいわよ。でもどうしてそこに私やキグナス、天空神、ハンマー百t君(東京都)が入るの!?私たちはみんなまだ10代よ!
 そりゃ来年になれば20歳ってことは否定しないわ。だけどそんな基準なら、さらに悪魔神官くん(大阪府)やSノーグ君(茨城県)、なぞのMくん(愛知県)、月城諾くん(神奈川県)も同い年だってこと言っとくわ。
 そして名誉顧問には魔女のおばちゃま(埼玉県)、名誉会長には松友傳江さん(愛媛県)になっていただくわね。」

 その後、8月7日に大阪で開催された『全国同窓会』、9月8日(674回)の霊界ツアー(この時は霊界で幻次郎君と再会。)にそれぞれ参加。HRの紙面でも生徒会立て直しの為に9代目生徒会長の渡空燕丸くん(後の★★★★・愛媛県)と対立するが、1995(平成7)年3月のP学閉校と共に引退したのである…。

 こう調べてみると、「女帝くんって入学当初から結構HRで目立ってたんだな〜。」としみじみ思う。私も同窓会の席上で彼女に会ったことがあるが、真面目で礼儀正しい印象が今でも焼き付いている。その後彼女はPNを『揚巻』と変え、インターネットP学園のHRに時々書き込みに来ていた。
 女帝くん(揚巻くんと言った方がいいかな?)、たまにはHRだけでなく、DDにもチャレンジしてみてはいかがかな?(笑)

【ののぐらむパズルの解答】

※…2020(令和2)年5月21日に追記更新。プロ野球ネタ&MAT君争奪戦のやり取り・女帝くんの意見ハガキ・ののぐらむパズルをそれぞれ追加した。


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