Ｐ学生プロフィール　第91回　土方歳三君（兵庫県）

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Personal Data

　土方歳三（ひじかたとしぞう）は、幕末期の幕臣、新選組副長。蝦夷共和国 陸軍奉行並。 諱は義豊、雅号は豊玉、家紋は左三つ巴。
　新選組時代には、局長・近藤勇の右腕として組織を支え、戊辰戦争では旧幕軍側指揮官の一人として各地を転戦し、またいわゆる『蝦夷共和国』では、軍事治安部門の責任者に任ぜられて指揮を執った。1869（明治２）年５月11日、戊辰戦争の最後の戦場になった箱館五稜郭の防衛戦で戦死。享年34歳。

　…え、しつこい？史実の土方歳三の詳細はWikipediaをご覧あれ。

　実は1988（昭和63）年５月19日（357回）、『土方歳三』というPNで入学したＰ学生は山口県にいた。ところが今回紹介する方の土方歳三君（以下、土方君）が入学したのは1989（平成元）年２月16日（394回）。
　PN重複となった為編集部からの勧告が入ったが…３月９日（397回）のひろばにて、『山口県の土方君』が「『土方』のPNを、『兵庫の土方さん』にゆずります。」とコメントした為、『兵庫県の土方君』は改名する事なく、Ｐ学で活躍出来るようになったのである。

　それはさておき…入学当時のHRでは夜霧君（鹿児島県）率いる九州同盟（QD）による近畿地区侵攻が行われた事もあり、土方君は入学早々、「兵庫の勇者たちよ、県境でQD軍を討ちとろう！」とQDに宣戦布告した。
　３月23日（399回）にエキノコックス君（大阪府）が近畿共同体（KC）を旗揚げしてQDに対抗したのを機に、土方君もKC入り。８月３日（418回）には近畿共同体所属新撰組（KCS）を立ち上げ、夜霧君はもちろん電撃魔神君（栃木県）とも激しい戦いを繰り広げた。また『福島新撰組』（※）を率いていた斉藤一君（福島県）と共闘する一幕もあった。

	1990（平成２）年３月８日（448回）には、紙面で初の標語『Ｐ学は毎中の火薬庫』が掲載された。以後土方君の標語が多く掲載された事もあり、通算11回はＰ学最多記録となっている。どんな標語が載っていたかは…『歴代標語一覧表』をご覧いただきたい。 　５月31日（459回）、初のDD出題を果たした。ただこの日のHRが校舎造りイベントだった事と、DD回答も多数回答が多かった事で短縮授業となった『とばっちり』を食らってしまう。また、1990年度生徒会役員として、『酒類管理委員長』にも就任した。
459回問題図

　1991（平成３）年に入ると夜霧君の引退もあってQDの勢いに翳りが見られ、２月頃から牙沢ジョー君（大阪府）を始めとする大阪府パズラーが兵庫県を攻撃するようになった。土方君もこの争いにシフトしていき、兵庫県を守るべく奮戦したのである。この頃は成原成行君（大阪府）が日本ナチス支援会（JNSC）に所属していた事もあり、リーダーのルドルフ・ヘス君（以下、ヘス君・広島県）にもその矛先を向けていた。

	1992（平成４）年２月６日（545回）に２度目のDD出題を果たす。兵庫県･大阪府両パズラーの対立はこの時期も続いていた事で冒頭は大荒れとなったのは言うまでもない。その中でもMAT松楠君（鳥取県）から、「まあそう方土（かたひじ）張らずにさぁ。」と突っ込まれる一幕もあったが…。 　ちなみにこの回のごほうび賞は土方君によって決められ、らぴすくん（広島県）の【アリ地獄と、その脱出口（下）じゃん】となった。 　そしてこの日に、７代目生徒会長選挙の出馬を宣言した。２月27日（548回）のHRでは「オレが会長になったら、まず名曹を殺し、理事長を八つ裂きにし…」と演説していたが、結果は８マイナス１票の実質７票と落選してしまった。
545回問題図

　その後、同窓会兵庫支部長に就任。名簿『あっぱれ』の作成をすると共に、近畿支部長の後醍醐天皇（大阪府）をサポートする形となった。これが後に土方君が大役を務めるきっかけとなる。そしてHRでも同じ兵庫県パズラーのエスパーくん（兵庫県）が、土方君とHRで行動を共にするようになる。この縁も後に結びつきが深くなっていくのだが、これらは後程…。

　４月９日（554回）のHRのやり取りから、こんな一幕があった。まずは、その時の模様から…。
「うぉぉぉ!!燃えるぜ〜っ。」（土方君）
「お前は寺田屋でチャンバラごっこでもやってろ！」（ヘス君）
　４月30日（557回）の生徒連絡帳にて、「寺田屋って？」と言う純（滋賀県）からの質問に対し、編集部が「寺田屋は新撰組が坂本龍馬を暗殺したとこでしょ。」と回答した。
　この回答に対し土方君がいち早く反応。５月21日（560回）で「単純ミス!!龍馬が殺されたのは寺田屋ではなく近江屋で、殺したのは新撰組ではなく、見廻組だぞー!!」と反論したのである。流石の編集部も「さすが土方！エライ、リッパ、天才、よくぞ気づいた!!寺田屋では薩摩藩の内紛だったよね。」とタジタジとなっていた。
　詳細はWikipediaをご覧いただければ分かるように、新撰組は関与していない事件であり、おそらく池田屋事件をヘス君が『寺田屋』と勘違いしたものと思われる。また近江屋事件は京都見廻組による暗殺が通説とされているが、新撰組が関与した説もある。

　６月11日（563回）のHRでは、「563番土方！彼女イナイ歴18年だ〜ッ。さあどーだ!!」と開き直り、12月３日（587回）に行われた『うい・稲結婚式』では「だれかオレと結婚してくれー!!」と叫ぶ一幕もあった。その後土方君は女子Ｐ学生からモテるようになるのだが、それは後程…。

		1993（平成５）年１月28日（594回）、土方君は【ヒトコブラクダならぬ、『ヒトツノラクダ』の後ろ姿だ！】の回答で、初のごほうび賞を獲得。更にこの回は初のパズル出題（ひねくれパズル）も果たしたので、２月18日（597回）のひろばでは「４年目にしてごほうび賞が取れた。うるうる……やったぜー！」と喜びを露わにしていた。 　３月18日（601回）に３度目のDD出題を果たしたが、この時は冒頭から女子Ｐ学生から声をかけられる一幕もあった。実はここから土方君にとってHRの環境が激変していったのである。
594回問題図	601回問題図

　４月から土方君は大学進学に伴い京都府に引っ越す。紙面での表記は５月27日（610回）に一時的だったものの、７月１日（615回）から『京都府』表記となった。しかし1994（平成６）年２月24日（646回）に、「京都と兵庫で混乱してるので、『兵庫』で統一して下さい。」という土方君の希望により、この回以降から『兵庫県』表記で掲載された。そして４月15日（605回）に『全国同窓会実行委員』に立候補し、５月20日（609回）に正式に委員長に就任した。

　一方HRでは後醍醐天皇（大阪府）がＰ学解放条約機構軍（以下、Ｐ学軍）を立ち上げた際に乗じ、土方君はＰ学軍参謀長に就任した。だが土方君の周辺は、エスパーくん・蒼月鴉子くん（以下、鴉子くん・栃木県）やオリビエくん（岡山県）の３人による土方君争奪戦が起こっていた。女子Ｐ学生に言い寄られたところから勃発し、土方君は後に鴉子くんと付き合うほどの仲になっていった。
　ちなみに史実の土方歳三は容姿端麗で女性にモテ過ぎるがゆえに、彼の親戚にその様子を綴った手紙を送った逸話があった（この逸話はフジテレビ『トリビアの泉』でも紹介された）。女性にモテるようになった事で、史実の人物像に近づいたと言えよう（笑）。

　こうした状況が続く中で忍業改修人君（以下、改修人君・宮城県）が土方君に宣戦布告し、鴉子くんも土方君と共闘する激しい戦いを繰り広げた。では、その時のやり取りを下記に紹介しよう（以下、赤文字は土方君・青文字は改修人君・ピンク文字は鴉子くん）。

	1994年２月10日（644回）に青柳ういろう君（以下、ういろう君・広島県）が『老人会』を旗揚げした際、会員と指名されたＰ学生の中に土方君の名前も入っていた。これに対し土方君は３月24日（650回）のひろばにて、「オレは老人じゃねー!!老人会なんぞ入らんぞ!!」と入会を拒否した。 　さらに４月７日（652回）では【へへ〜だっ。てめーなんか落書きしてやる！ほれほれ〜】のDD回答でういろう君を攻撃し、老人会入り拒否を改めて示したのである。
652回問題図

　ところが土方君の獣人化はとどまるところを知らずに暴走し「ニャンニャンニャ〜ン。（獣人化中）」と、獣とは程遠い状態に陥ってしまう。
　あまりの暴走ぶりに改修人君は５月５日（656回）に、「もうつきあっとれん！拙者旅に出る！」と愛想を尽かされてしまう。一方の鴉子くんは「神様、獣人化を戻すにはどうすればいいか教えて下さい。」と、宗教にすがりつく一幕も見られた。鴉子くんと対照的に近づくようになったのがエスパーくんであり、「私が通訳しましょうか？」と土方君のお世話をするようになっていく。
　その後、土方君は月嶋憂くん（以下、月嶋くん・岐阜県）や麻瀬綾女くん（鹿児島県）にも言い寄られるようになり、周辺関係はますます複雑化していった。

　そして８月７日…。大阪で『全国同窓会』が開催された！
　前年から各地の同窓会やひろばなどで意見交換を行い続け、立食パーティー・DDパズルとビンゴ大会・コスプレ寸劇が行われた。この同窓会に出席したＰ学生は43人！近畿地区を中心に、圏外からのＰ学生も出席した事でＰ学史上最大の同窓会となった。それでは、出席したＰ学生を以下に紹介しよう（順不同・太字は全国同窓会実行委員・PNの前に○は当時中学生）。

　ちなみに土方君は当日、新撰組隊士のコスプレで出席していた事も挙げておく（本当）。なお同窓会当日の模様は、８月９日の毎中紙の１面記事に掲載された。

		10月13日（679回）。土方君と鴉子くんの間に生まれた子供を土方君があやす様子に、鴉子くんが「私、未婚の母なんてイヤです!!」と拒絶姿勢を取る場面もみられた。おりしもこの時期は九尾狸君（茨城県）率いる非人類同盟の台頭が著しくなり、神獣ちょぼら君（東京都）からも「やいドカタ！お前一匹のせいで獣族全員が迷惑してんだぞー!!」と非難される有様だった。 　このような中で、12月８日（686回）のDDでは【満月を捕まえる『月取り紙』なのだ】で２度目のごほうび賞を獲得した。また、1995（平成７）年１月19日（691回）では【おお、わがシッポも、ついに真っ黒になったミャ〜】と獣人化をアピールする回答もあった。
686回問題図	691回問題図

　土方君のあまりにも不甲斐ない姿に呆れ果てた鴉子くんは、１月26日（692回）に「しばらく実家に帰らせていただきます（置き手紙）。」と去ってしまう。更に月嶋くんまでも「私も月に帰らせてもらうわ!!」と去られた事で、一気に窮地に陥ってしまう。

　そしてＰ学閉校が発表された後の３月９日（698回）では、「Ｐ学が終わってしまったら、オレは一体どこへ住めばいいんミャ〜！」と悲しみを露わにしていたが…。３月30日の卒業式では落ち着きを取り戻したのか「６年間欠かさず出してきたＰ学も、これで終わりか、思い出として胸に止めておきたいと思うミャ〜。」とコメントしている。
　当時は阪神大震災に見舞われた事で、心身共に疲弊してる中で追い打ちをかけるように閉校発表があった為、ショックは計り知れなかったであろう。しかし、全国同窓会実行委員長として大役を務めた事で、Ｐ学生からの信頼を得られた事は確かである。

※…福島新撰組は1989年４月27日（404回）をもって解散している。

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