P学生プロフィール 第27回 逢瀬諾くん(神奈川県)

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Personal Data

PN・(敬称) 春風猫丸(1987.6〜1988.3)→Lynx猫丸(1988.4〜6)→友希猫丸(1988.7〜10)→星月夜諾(1988.10〜1993.3)
月城諾(1993.3〜1994.3)→逢瀬諾(1994.3〜)(くん)
在籍都道府県 神奈川県
P学入学年月日 1987(昭和62)年6月11日(311回)
タイトル獲得数

ごほうび賞獲得回数 3回(569回、655回、674回)

パズル掲載回数 5回(587回、638回、1994年新年特集、652回、667回)

イラスト掲載回数 39回

 東京都・埼玉県と並ぶ関東パズラー王国の神奈川県は14年間の間、様々な常連パズラーを生み出してきた。そして、誰をP学生プロフィールで真っ先に紹介するか、非常に悩んだ。しかし1980年代後半から登場して長く投稿を続け、なおかつ知名度の高いP学生を思い出した。…その名は逢瀬諾くん(以下、諾くん)。早速彼女のP学歴を紹介していこう。

 これまで彼女の自己PRが載っているP学本をいろいろ調べてみると、『1987(昭和62)年5月?日』と記されていた。 しかし、この時期のP学紙には諾くんのデビュー時のPNである『春風猫丸』が載っていなかったのである。そこで順を追って調べていくと、ようやく見つかったのが6月11日(311回)の紙面であった。

 入学してからの『春風猫丸』時代は、当時話題を呼んだHDK(反男女交際派)・DK(男女交際派)戦争に介入していた。しかし1988(昭和63)年4月21日(353回)に『Lynx猫丸』、その2ヵ月後には『友希猫丸』とまるで猫の目のように改名していく。
 そして10月20日(379回)に『星月夜諾』と改名してセリフのツッコミ役としてHRで活躍するが、1989(平成元)年5月にJJK(女々交際派)に加入してレズビアン路線に走っていく。

 1990(平成2)年5月5日、中村主水君(後のたか龍β・以下、主水君・東京都)主催の『関東もんパズラーミーティング』に参加したのが縁となったのか、HRでは時代劇『必殺仕事人』に出てくる中村主水(役・藤田まこと)の姑・せん(役・菅井きん)の名ゼリフ「ムコ殿!」で彼に突っ込むようになった。また主水君の他にも、Zスケベビッチ君(東京都)・MAT☆MAX君(後のMAT松楠・岡山県)ら古参常連P学生にも突っ込む場面も見られた。

 またこの時期から、DDパズルをモチーフにしたイラストも載るようになる。イラスト掲載回数39回のうち、実に半数近くが問題図を元にしたイラストが掲載されたのだ。そしてそれは1992(平成4)年まで続いたのである。

 1993(平成5)年3月11日(600回)に、PNを『月城諾』に改名。そしてこの年、青柳ういろう君(広島県)と決別したようせい社の社長くん(以下、よう社くん・岐阜県)が諾くんに接近してきたのをきっかけに、2人は一時熱愛関係に発展する。途中、よう社くんはMARくん(愛知県)と結婚し、諾くんは土方歳三君・天空神君(ともに京都府)に対して攻撃する面も見られたが、よう社くんがMARくんと離婚すると再び諾くんに接近。2人の関係は回を重ねるごとにますます深まっていった。

 そして1994(平成6)年8月7日、大阪で開催された全国同窓会(参加人数46人はP学史上最多記録!)で、諾くんはついによう社くんと結婚式を挙げる。ちなみその時の諾くんは実際にウエディングドレスを着用し、参加したP学生たちを大いに楽しませてくれたのである!
 その1ヵ月後の9月8日(674回)でも、この回のDD出題者であったよう社くんが、諾くんの回答【2人の愛の巣は、夕暮れのタージマハール♪】にごほうび賞をあげるほどのオノロケぶりを見せていた。
674回問題図

 1995(平成7)年3月2日(697回)によう社くんが引退するまでこの蜜月は続いたが、よう社くんの引退記念本『よう社カーニバル(笑)』では諾くんへのメッセージが以下のように綴られている。

「…わーい、諾姉だ。きっかけはラーミアくん(静岡県)とこの名簿だったんだよね。当時『星月夜諾』だった彼女を見つけ、『素敵なPNだなぁ。新人さんかなぁ。お友達になりたいなぁ。』って思って手紙出したんです。SOI(新人お披露目委員)本出してた私は参加してもらおうと思ったんだよなぁ。
 なんと諾姉ってばバリバリの常連さんだったんです。失礼な出逢いなのにさらうように結婚してしまいました。一生に一度なんでもったいないよ。すっごくきれいだったもん。でも変な野郎にはなりたくないし。
 紙面ではちょっとしか絡めなくてごめんね。もっとじっくり愛したかったのに。私が問題図初採用の時から前フリに出て、Mr.Mr.君(愛知県)のやじりから守ってくれたの。そんな心遣いが心地良くて。諾姉が大好きです。そしてありがとう…。」
(一部加筆修正あり。)

 諾くんを調べる前、私が思っていた彼女のイメージはイラスト常連であり、HRでは突っ込み役から大成したP学生だと描いていた。しかし、紙面を通していろいろ調べてみると、1993年以降からオリジナルパズルが結構掲載されていたのに驚いた。本来の紙面のメインであるパズルにも力を入れていたことを新たに知り、あらゆる面で才能を発揮したP学生だったと言えるであろう。そして1995年3月30日の卒業式の伝言板では次のようなメッセージを残している。

「悲しくって泣いたら、その分うれしくって笑え。」


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