P学生プロフィール 第76回 金・恋くん(栃木県)

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Personal Data

PN・(敬称) 金・恋(くん)
在籍都道府県 栃木県
P学入学年月日 1989(平成元)年5月11日(406回)
タイトル獲得数 DD出題回数 1回(423回)

【おことわり】
 今回紹介する金・恋くんの『・』の部分は本来『トランプのハートマーク』であるが、ブラウザによって表示されない可能性もある為『・(中点)』で代用させていただく。

「あたしゃ愛より金が好き♪」

 これは1989(平成元)年に金鳥『ゴン』のCMで流れたキャッチコピーである。当時流行語にもなったこの言葉で1989年5月11日(406回)に入学したのが、今回紹介する栃木県パズラーの金・恋くんだ。

 入学した日はキグナス君(滋賀県)が4代目生徒会長選挙で、他候補者を大差で引き離して当選した。金・恋くんはこれに目をつけて、7月13日(415回)のHRで「重大告白します!!私、月3000円もらって、現会長の愛人をしてました……うっうっ。」と、キグナス君との関係を暴露し始める。
 当然キグナス君と対立しているHDK(反男女交際員会)の構成員にとっては追い風となり、HDK構成員であった聖雪路くん(後の聖パンドラ・愛媛県)も「生徒会長が不倫なんて許せないっっ」と反感を買う。
 キグナス君を支持するDK(男女交際派)側は動揺する者もいたが、一途に支持する人も多くいた。その後のやりとりは以下の通り(以下、赤文字は金・恋くん・青文字はキグナス君)。

1989 8・3(418回)  「ところで生徒会長さん、私の自殺未遂の責任はどう取ってくださるのっ?」
「フッ、オレは名公(※1)に次いで敵の多い男かもな。」
 ※1…名門の貴公子君(後の名門の御曹司・以下、名公君・東京都)の略称。
    8・10(419回) 「会長さん!すべての女と手を切ってくれなきゃ、今までのこと全部マスコミにバラしちゃいますわよっっ。」
「フッ、オレにもプライドがあるんでな。どっかの総理(※2)と一緒にされてはだまってらんないぜ!!」
※2…当時総理大臣だった宇野宗佑が、女性問題で辞任。奇しくもキグナス君と同じ滋賀県の出身だった。
    9・7(423回) 「うっうっ、私って何て不幸な女なのかしら。いいわよっっ。週刊誌の人に全部話しちゃうからぁ。」
「いい加減にしろ!オレはこの件で同窓会や文通面でも大迷惑してんだぞ!!」
この回は金・恋くんのDD出題回。「ごほうび賞はキグナス君にしてくれなきゃ、今度こそ本当に左ヒジ切っちゃいます!」と泣き言を言った為、キグナス君の【天狗の鼻ははめ込み式だった】に選ばれた。
    9・14(424回) 「うっうっ、私会長さんに愛人の口止め料として300円もらって、それで…。」
「いくら売れてないからって、オレを目立つダシにするなよな。」

 翌週の9月21日(425回)のHRでは「うっうっ、理事長様ぁ、何とか言ってぇ。」と理事長にすがりつくようになり、理事長から名公君の秘書に任命された。
「そうか、これで読めた!これは悪理事長が自分の息子を会長にするために……」(新パズ類君・石川県)
「HDKにワイロを渡して金・恋を雇い…」(S・ノーグ君・岐阜県)

 こうしたやりとりに、P学生たちがこうした憶測をするのも当然といえよう。

 金・恋くんがキグナス君に真相公開を執拗に求める姿に、9月28日(426回)のDDでは【金・恋はついに左腕ごと切断しました】 とDD回答する者が5人もいた。この回答に金・恋くんは、「うっうっ……私のこと助けてくんないの?」といつもながらの姿勢であった。
 キグナス君が強気な姿勢を崩さなかった事もあって、辞職工作に失敗したと見た金・恋くんは11月から1ヵ月間休学。12月14日(437回)に復活した際「うっうっ。最近私、マミって男にセクシャルハラスメントされてんのォ。お金もくれないし、ククク……」と、次の標的をRマミ君(後のまみ・以下、マミ君・三重県)に移した。この時のやりとりは以下の通り(以下、緑文字はマミ君)。
426回問題図
1989 12・21(438回) 「うっうっ。私、マミってやつに「オレの女にならなきゃ、P学を転校させる」っておどされてんのぉ。」
「いやぁ、オレとしてもあーいう女には困るんだよね〜。」
1990 1・11(440回) 「うっうっ。みんな聞いてぇ。マミったら、私に「香港へ言って働け」って言うのよ〜。」
「こら、ちょっとオレの話も聞けってば!」
「良かったなキグナス。疫病神がよそへ行って。」(Mr
.Mr.君・愛知県)
「オレもマミに同情するぜ。あの女に取りつかれたんじゃなあ。」
    1・25(442回) 「うっうっ。マミなんか今までに442人の女をタラしたのよーッ。」
「ZZZ……」

 1990(平成2)年2月1日(443回)には「うっうっ。マミ君、この際私3万円で手を打つわ。そして次は局長さんと…。」と、事務局長に近づく。しかし「ワシはガキなんかに興味ない……ブツブツブツ。」とあしらわれてしまった。
 3月1日(447回)には風紀委員長に立候補。「タラシにナンパされた女性にはうんと慰謝料取ってあげますからねっ。手数料は4割でいいね。」と公約を掲げたが、この時は乱☆龍拳君(以下、龍拳君・兵庫県)・佑幻覚君(以下、佑幻君・兵庫県)・マミ君と対抗馬が登場した。結果は龍拳君の圧勝で、金・恋くんには15票マイナス8票の実質『7票』と惨敗に終わる。
 これに懲りる事なく、金・恋くんはその後佑幻君や低電圧アール君(埼玉県)にも近づくが、いずれも相手にされず。金目当てな姿勢が見え見えで、風紀委員長選挙に敗れた事もあり、女子P学生からも冷ややかな目で見られるようになっていった。

 4月12日(452回)には、「うっうっ。私の立場はどーなるのよーっっ。いいわ、理事長さまはお金くれる?」と理事長に近づく。「はいはい、こっちへいらっしゃい。」と応じた理事長であったが、8月16日(470回)には「うっうっ聞いてぇ。私、13の時、あいつに『手ゴメ』にされたのォ。そうよ、理事長よっ。」とまたもや被害者面をする。
 更にこの時はラップルくん(大阪府)が理事長の愛人宣言していた事もあり、ラップルくんとの理事長争奪戦にエスカレートしていった。この時のやりとりは以下の通り(以下、紫文字はラップルくん)。

1990 11・8(482回) 「金・恋ちゃん、あなたの力でここから出して〜。金ならあるから。」(猛虎女帝くん・京都府)
「そうねぇ。1億出すなら考えてもいいわよ。」

「理事長。こいつ殺していい?」
この時期、猛虎女帝くんは理事長にゲストとして囚われの身となっていた。
    12・6(486回) 「ほらぁ理事長!よそ見なんかしないでッ。」
「ダーリン!こんなブス女と、私みたいな美少女のどっちとる気ィ?」
1991 1・10(490回) 「うっうっ。ダーリンッ。この問題図も立ちのかせて〜。」
「M組!こいつを殺せッ。」
ラップルくん出題DDの冒頭にて。 

 こうした争奪戦に理事長が関わらないと見た金・恋くんは1991(平成3)年1月31日(493回)に「M組の組長様ぁ。私を月10万で愛人にして〜。うふ。」と近づくも全く相手にされず。結局金目当て付き合いに接した相手からはもちろん、女子P学生からも嫌われてしまっては最早ネタ切れと見られたのも無理もない。
 3月14日(499回)のひろば特集『こんな私にP学がした』では、「うっうっ。P学がこんな私にしたのよッ。5千万円ちょーだい!!」と発言。これを最後に引退した。

 個人的には、金・恋くんが引退して清々したのを覚えている。だって、この時の生徒会長に就任したのが私・稲川だったんだからね。まあ、誰であろうと対抗するP学生には容赦しない姿勢でいたんだけど(笑)。


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