P学生プロフィール 第32回 H氏(群馬県)

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Personal Data

PN・(敬称) H氏(1989.11〜1991.7・君 1991.7〜・敬称なし)
在籍都道府県 群馬県
P学入学年月日 1989(平成元)年11月16日(433回)
タイトル獲得数

DDパズル出題回数 3回(488回、543回、679回)

イラスト掲載回数 3回

【出歯亀(でばがめ)】…変態性欲者・池田亀太郎のあだ名が紀元の変態性の男の代名詞。

(F15イーグル君『MEMORIAL II』より)

 この言葉ですぐに思い浮かぶP学の人物と言えば、まず博士を思い浮かぶであろう。そしてP学生となると代表的だったのがH氏。まさにPN通りの出歯亀パズラーであり、彼の被害に遭った女子P学生は数知れずと言ったところか。そして、関東の中ではP学生の数が少ない群馬県からのパズラーであった。

 出歯亀パズラーの歴史は古く、1988(昭和63)年に松坂優治君(愛媛県)・コーモリ男君(後の蝙蝠男・神奈川県)・オド君(岡山県)の3人を中心に活躍していた。そしてH氏は翌年の1989(平成元)年11月16日(433回)に入学。入学当初は『君』付けで投稿を続け、トレードマークとなる「ムヒムヒ!」のセリフと共に周辺の女子P学生たちに痴漢行為をする路線を歩むのである。

 そして、『名は体を現す』のことわざにもあるように、H氏が出題したDDパズルのデザインは全ていやらしさを連想させる物であった。その為DDの前フリでも非難のセリフが飛び交ったのはもちろん、1992(平成4)年1月23日(543回)のDD出題時にはMr.Mr.君(愛知県)から「こいつには、理性のカケラも見当たらないな。」と突っ込まれるのであった。

488回問題図 543回問題図
 もちろんDD回答の方も、常にHな下ネタで答えていた。初回答の1990(平成2)年11月15(483回)では【ムヒヒ。じゃあやってね】と回答。
 1991(平成3)年2月28日(497回)では野村はずきくん(以下、はずきくん・東京都)と以下のようなやり取りを行っていた。
【ムヒヒ。この泡のところに何があったの?】(H氏)
【じゃぁ私、直接見せたげよーか?】(はずきくん)
483回問題図 497回問題図

 1990年2月15日(445回)に出席したのを最後にいったん休学するが、8月2日(468回)の海水浴イベントで復活。11月8日(482回)にカミーユ君(後の釈迦如来・宮城県)や界王様(宮城県)もこの一員に入るが、1991(平成3)年に入ると2人とも突然離脱し、神仏戦争に挑んでしまう。しかしH氏は引き止めることなくHに磨きをかけていくのだが、時折シアくん(和歌山県)から「H氏!だれをナンパしてんのよーッ。この私がいるというのに!」と、物好きな発言が出てくる一幕もあった。

 5月9日(507回)から2ヵ月間再び休学するが、7月4日(515回)から再びP学に復帰。この頃になると、クロト君(福岡県)がH氏と共に行動する場面も見られた。7月25日(518回)からは『君』の敬称なしで投稿するようになる。そしてこの頃になると、H氏に寄り添う女子P学生が何人か出始める。その為、12月29日(540回)の忘年会HRでは以下のようなやり取りが行われた。
「ねぇH氏〜。ジャンケンポンで脱ぐやつやろ〜」(りえくん・大阪府)
「ムヒヒヒ〜やるやるやる〜。」(H氏)
「ほんじゃ、それパーッ!!」(マルガリータ君・大阪府)
「ばた!!ピクピク…。」(H氏)

 こういったやり取りは1992年に入っても続いたが、3月26日(552回)には牧伸二君(以下、伸二君・兵庫県)が「ヤツがHなら、オレはナンパだ!絶対に負けんぞッ」と息巻き、H氏をライバル視するようになった。その頃のH氏は、当時幻次郎君(大阪府)との愛の逃避行で紙面を賑わせていた猛虎女帝くん(京都府)に手を出す一面も見られていた。今まで不特定多数に手を出していた彼が一方的につきまとう標的を決めたのは初めてのことであった。

 6月25日(565回)には、遊奇邪馬土くん(大阪府)が設立した風俗店『遊奇館』の女の子に勝手に手をつけていく。その後、『遊奇館』の常連客となって入り浸り、女の子を指名するセリフを載せていた。さらに11〜12月の珍興宗教ブームに乗じ、11月26日(586回)にP学Hピンク(PHP)を設立。指圧を広めたりするなど女子P学生を勧誘するが、全く相手にされない有様であった。
 1993(平成5)年2月25日(598回)にはPHC(P学Hクラブ)と改名し、生徒会長選挙に初めて出馬するが落選。お決まりのHネタも自ら鼻血を吹き出す場面もあり、8月26日(623回)にはモテナイ様と共謀。H氏の身にモテナイ様がのり移った状態で痴漢行為に走るのであった。

 そして11月4日(633回)、H氏はこの回に入学したらむね(東京都)を毒牙にかける。これが因縁となったのか、それ以降ことある度にH氏はらむねにつきまとい始めた。1994(平成6)年1月20日(642回)には生徒会挑戦に再び出馬したが、4月7日の開票の結果マイナス12票で落選。この時期から、らむねへの執着心は一層高まるのであった(以下、青文字はH氏・ピンク文字はらむね)。

1994 5・12(657回) 「らむね〜。いつものアレちよ〜。」
「やだやだ離してよぉ。そんなことばっかしてるから、落選しちゃうんだよー!!」
    6・9(661回) 「らむね、何か眠いですぅ……。」
「ムヒヒ。(お茶に睡眠薬を入れた)」
    7・28(668回) 「ねぇねぇ、らむねのゆかた姿かわいい?」
「さ、これから隣のやつがバカなことを言いますよ。」(五十嵐風くん・徳島県)
「ムヒヒ。それ着てない方がもっとかわいいよ〜ん。」
「黙れ少女の敵!!」(小鳩くん・栃木県)
    8・11(670回) 「ムヒヒ。らむねのブラジャー拾っちゃったよ〜ん。」
「きゃ〜だれかとってとってー(泣)。」
「あ〜らまあ(笑)。」(シンくん・静岡県)
    9・15(675回) 「まあ、かわいい猫ちゃん、だっこしたげる〜。」
「ミャ〜ミャ〜。だきッ。」
「いやぁぁぁ、らむね泣いちゃうから〜。」
「そう言ってるわりには幸せそうじゃん。」(由布樹くん・茨城県)
    10・13(679回) 「さあらむね、僕の胸にとび込んどいで!」
「やだやだっ、だれか助けて〜。」
【らむね〜、コレ見てくれたぁ?】(五十嵐風くん)
【らむね、わっかんな〜い。】
この回はH氏の3度目のDD出題回。

 H氏がらむねにつきまとうことで、男子P学生からはらむねに対する同情の声が寄せられる。その後、ダ・サイダー君(埼玉県)・ハンサム君(福岡県)・KATSU君(千葉県)を中心とした『らむねを守る会(以下、守る会)』が結成された。
 一方女子P学生の方はというと、らむねがブリッ子気取りする態度が彼女立ちの反感を買い『らむねイジメ隊(以下、イジメ隊)』を結成。
 こうしてらむねは守る会に守られながらもイジメ隊の執拗なイジメに遭うが、H氏はどちら側にもつかずらむねにつきまとう。特に10月27日(681回)に行われたP学祭の懇親会では父親と共にらむねの争奪戦に走っていた。

 しかしH氏は、イジメ隊のらむねに対する執念深さに畏怖の念を覚えたのか、11月24日(684回)に攻撃目標を双子パズラーの並木憩くん(以下、並木くん)&夕月水鳥くん(以下、水鳥くん・ともに兵庫県)に変更。当初は姉妹ともにつきまとっていたが、12月8日(686回)に妹の水鳥くんを攻撃目標に絞る(以下、赤文字は並木くん・緑文字は水鳥くん)。

1994 11・24(684回) 「ムヒヒ。そこの双子の女のコ〜、僕と3人でいこ〜。」
「な、何だこりゃ!?」
「やめてくれー。」
    12・8(686回) 「ねぇ双子ちゃんのそっちの子ぉ。僕と一緒に、ムヒヒ。」
「な、何で私なのよぉ…。」
「あらま、それはかわいそうに(笑)。」
    12・22(688回) 「ムヒヒ。双子ちゃ〜ん、僕とイブイブしよ〜。」
「水鳥、あとはまかせたからな。」
「聞いてないよー!!」
「いじめの次は姉妹の断絶か?H氏に狙われると必ず何か悲鳴が起こるな。」(浩一くん・香川県)

 水鳥くんがH氏につきまとわれる度に、姉の並木くんは水鳥くんを突き放すのみ。こういった関係が続き、結果的には姉妹の断絶にまで発展したのであった。

 1995(平成7)年に入ってからはらむねに対してつきまとったり、突き放したり…の行為を繰り返していた。しかし、P学閉校前となった3月7日(697回)に伸二君が復帰と同時にらむねに手を出したことで、伸二君に対してらむね争奪戦を閉校まで繰り広げたのであった…。

 時代の流れとともにP学生自身の考え方や活動内容が変わる事はよくあったが、H氏の様に1つのことにこだわりを持ち続けて活躍したパズラーは少なかった。こういったP学生がもっといれば紙面ももっとにぎやかで楽しめたものになっていただろうと私は思う。

 が、そんなH氏も意外な一面を見せたことを知っていただろうか?1991年3月28日(501回)に行われた新入生勧誘大演劇祭『桃太郎の鬼退治』。松友傳江さん(以下、松友さん・愛媛県)が「桃太郎よ。宝物が欲しくば、犬・猿・キジのどれか1頭を人質に差し出すがよい」と鬼の役で登場した後、H氏が「松友さんが…。あぜ〜ん」と驚く場面があったのだ!
 その後の感想では松友さんが鬼の役をやったことに驚きの声が挙がったのは言うまでもないが、こうしてP学の紙面を読み返してみると知られざる一面が浮き彫りになる。これこそ、歴史を調べる中での最大の醍醐味と言えるのではなかろうか。

※…2021(令和3)年5月15日に追記更新。HRでのやり取りを追加した。


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