P学生プロフィール 第4回 ようせい社の社長くん(岐阜県)

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Persoanl Data

PN・(敬称) ようせい社の社長(くん)
在籍都道府県 岐阜県
P学入学年月日 1988(昭和63)年6月9日(360回)
タイトル獲得数 DD出題回数 5回(447回、509回、550回、619回、674回)

ごほうび賞獲得回数 6回(409回、444回、460回、616回、695回、697回)

パズル出題回数 13回(389回、398回、445回、460回、487回、1991年新年特集、571回、591回、598回、641回、643回、646回、696回)

イラスト掲載回数 40回

標語掲載回数 1回(449回)

1988年・1989年P学特別功労賞受賞

 ハートフル…この言葉から真っ先に思いつくP学生。諸君は誰を思いつくであろうか?1988(昭和63)年以降に入学したP学生の諸君なら、彼女の名前を挙げるだろう。そう、新人お披露目委員として新人P学生をアピールし、新人P学生の心のよりどころと謳われたパズラー…ようせい社の社長くん(以下、よう社くん)。今回は彼女のP学での6年9ヵ月間を紹介しよう。

 よう社くんが入学した当時のP学は、「スペース・人数増えたけど、キャラクターに個性がない!」と常連P学生が新人P学生へのクレームが多数掲載されていた。このような中彼女は7月14日(365回)、新人P学生のアピールを行うべく『新人お披露目委員(SOI)』に就任。新人P学生の紹介を中心とした本『NEW FACE』の発行を開始した。さらに新人同盟のリーダー・ラジカルマミ君(後のまみ・三重県)と手を組み、『よう社テント』を本拠地に置いて新人アピールに力を入れ始める。

 この活動が功を奏し、たちまち彼女は新人P学生のカリスマ的存在として評価される。また彼女の身内でもP学に力を入れるようになり、8月11日(369回)には彼女の妹・すぱでびるくんが、12月1日(385回)には彼女の母・カッピーさんが相次いで入学する。
 また紙面でも、当時全国統一を目指していた夜霧君(鹿児島県)率いるQD(九州同盟)を支援。とは言っても声援のセリフを送っていただけで、直接攻撃に加わることは無かった。そう言った経緯もあった事で、夜霧君は岐阜県を侵略の対象としなかったと思われる。なぜQDを支援していたかは、よう社くんが最後に発行したP学本『よう社カーニバル』の中で、以下のように述べている。

「夜霧君とは同期だったし、どこまで大きくなるかワクワクしちゃってミーハー根性でQD親衛隊(QDS)に入ったの。電撃魔神君(栃木県)もQDSで一緒に戦ったのだよ。今でも「QDはすごかったよなぁ。」と思い出話に花が咲きます。裏では私がQD盟主になる話もあったんですよ。フフッ。」

 1989(平成元)年3月には、初めて企画した同窓会『中部支部同窓会』を開催。この時の参加人数はわずか3人であったが、8月12日に開催した『同窓会 In 名古屋』では15人のP学生が集まった。中部地区に限らず、キグナス君(滋賀県)・陵西瞬くん(京都府)・影慶君(東京都)など遠方からの参加者もいた為かなり盛り上がった。
 そして11月16日(433回)に同窓会中部支部長に就任し、『中部支部会報』の発行も手がけるようになる。1990(平成2)年8月5日には『タズラ学園』を名古屋で開催。この同窓会の名物となったのは、参加者たちがうちわに寄せ書きを綴りながら、他の参加者にツッコミのセリフを書きこむ『うちわバトル』である。これは後に、他の地区の同窓会でもスケッチブックで同じ様な内容で寄せ書きをするようになった。

 しかしこの年の11月30日、彼女の母・カッピーさんが42歳の若さでこの世を去ってしまう。だがよう社くんはこの悲しみを乗り越え、新人育成や『タズラ学園』の開催に力を入れていく。

 1992(平成4)年4月9日(554回)、当時HRで広島県パズラー同士の内ゲバ争いに目をつけたよう社くんは大胆な行動に出る。なんと青柳ういろう君(以下、ういろう君・広島県)に抱きついたり、彼の服を脱がして迫る色仕掛け攻撃に出たのである。これには他のP学生たちも驚き、後に私・稲川からの攻撃を受けたり、ハンマー百t君(東京都)から求愛されたりなど、関係は複雑化していく(以下、ピンク文字はよう社くん・赤文字は私・稲川・青文字はういろう君・緑文字は百t君)。

1992 4・9(554回) 「うい様。電気ナマズみたい(しびれるん)。」
初めてういろう君に色仕掛けを仕掛けた回。
    5・21(560回) 「よう社くん。新人を動員してD万をリンチしてやりなさい!」
「まあ、うい様ったらぁ(と抱きつく)。」
「下郎にすがりつくよう社め!D万と同じくらい醜いわ!!」
D万…中村主水君(東京都)が4月9日(554回)に『D万隆龍』(以下、D万君)と改名。
    7・30(570回) 「ガハハハ。D万は不滅じゃ〜ッ。拾島もんよかかって来い!」(D万君)
「猿川様。ゲイ万カバブーを、どういたしましょう?」
「あ、うい様の服に猿毛が……(と脱がす)。」
「ういろうよ。バナナやるからよう社先輩と手を切れ!!」
    10・15(580回) 「D万よ、敵と味方ははっきりと区別……あ、敵しかいないか。」
「このうい様は、私が調教してるのよ(と押し倒す)。」
「よう社姉ちゃん、『うい&稲』は結婚するんだってさ。」
このやり取りに目をつけたD万君が『うい&稲結婚式』を開催するのだが、それに関しては後述する。

 一方同窓会の方では、『タズラ学園・第3期』を開催するだけでなく、東京と福山の同窓会にも参加した。ちなみによう社くんが参加した同窓会は私も参加していたので会う度に大笑いしていた。また『中部パズラー名簿』の作成に力を入れるなど、中部支部長として順調な活躍ぶりを見せる。

 さて話は紙面での活躍に戻そう。12月3日にD万君がういろう&稲川の結婚式を開催。これに対しよう社くんは2人の離婚届を提出して離婚させるが、1993(平成5)年1月21日(593回)になると「私、桃姫と暮らします。うい様は出てってよねッ。」と、ういろう君と手を切り、ももかぐやくん(岡山県)とレズ路線に走り出す。
 その後、星月夜諾くん(以下、諾くん・神奈川県)、試験管少女(北海道)と次々と相手を変えていたが、MARくん(愛知県)になってからは長く続き、8月7日に結婚式を挙げるまでに至る。このレズ路線によって後の彼女の株が暴落する原因の1つとなったが、それに関しては後程詳しく解説する。

 2月18日(597回)、よう社くんが初めて生徒会長選挙に出馬。同時に中部支部長の座もMARくんに譲り、会長選に力を入れた。そして4月22日(606回)の開票結果、得票数31票で当選となり、8代目生徒会長の座についたのである。ちなみに次点はういろう君・後醍醐天皇(大阪府)・花散里くん(福岡県)が24票と横一線であり、大接戦の会長選となったのである。
 5月13日(608回)にはよう社くん持ちで新入生歓迎パーティーを開催するなど、ハートフルなイメージをアピール。翌週5月20日(609回)には副会長にMr.Mr.君(以下、Mr2君・愛知県)とういろう君を指名し、YMUベテラン常連政権の誕生となった。だが、この政権がP学史上最悪の生徒会になることなど、よう社くんは知る由も無かったのである。

 2人の副会長の不満を爆発させる直接の原因は、就任前から続いていたMARくんとのレズ路線であった。これが生徒会首脳陣同士の内ゲバ争いに発展し、後に後醍醐天皇率いるP学軍やよう社くんを慕う革命戦士君(広島県)なども介入する程までになった(以下、紫文字はMARくん・オレンジ文字はMr2君)。

1993 5・27(610回) 「先輩!ういと百tと私、どれが一番好きなの?」
「まあちゃんに首ったけ(鼻血)。」
「史上初『レズのロリコン』か?」
「ふん、昨年はオレを脱がせちゃ質屋通いをしていたくせに!!」
    6・24(614回) 「鼻血が止まらない…。なぜなのぉ?」
「うわさによれば、毎日通りすがりの小学生を襲ってるとか……。」
「♪恋してる女の子は、半分不思議〜♪」
「百tのバカ!あっち行け〜!!」
「ケッ、あんなショタコン会長じゃダメだ!!後任会長はオレに決まったぞ〜!!」(D万君)
「君にはムリだな。ほかならともかくとしてさぁ。」
百t君の歌詞は、CoCoの2枚目のシングル曲『はんぶん不思議』から引用している。
    7・29(619回) 「かつてこんなにスバラシイ会長がいただろうか。いやいない!!」
「ブシュ〜(鼻血)。」
「こいつに投票したやつら、すっげ〜後悔してるよな。絶対に(笑)。」
「イースター島にでも飛ばして3年ほど禁欲させるか。」
「そんなこと言う子らは、おしおきだよ!!」
この回はよう社くんの4回目のDD出題。冒頭から大荒れだったのは言うまでもない(笑)。
    8・19(622回) 「♪君の涙、最後にするわけは〜♪」
「ううっ、まあちゃんの『好き』って言葉を待っていたのに(涙)。」
「ヘッ、ばか胃腸と言うだけあって、へも一段とクッサ〜イ。」
「失う物は何もない……んだろうなこいつ。」
百t君の歌詞は、『魔神英雄伝ワタル』のオープニング主題歌『STEP(a・chi-a・chi)』の歌い出しの歌詞から引用している。

 7月1日(615回)にはバイリンギャル子が女子プロレス大会を開き、よう社くんに勝負を挑むも、関係ないP学生を巻き込んだ為勝敗つかないまま終わる。さらに11月11日(634回)には、「よし名曹よ、2人で手を組まないか?あんたは権力、私は愛を手に入れる。」と名門の御曹司君(東京都)と手を組み、悪行三昧の日々を送る。
 これが元で彼女の株はますます暴落する。11月25日(636回)にはMr2君が副会長を辞職し、猛虎女帝くん(京都府)や真珠元くん(愛知県)からの攻撃を受ける羽目に陥った。最早ハートフルパズラーとしての面影は無く、1994(平成6)年4月7日(652回)の会長選でリターンマッチを挑むも敗れてしまう。

 更に2月10日(644回)にういろう君が『老人会』を旗揚げしてよう社くんを無理矢理会員にさせようとしていたが、3月3日(647回)のHRで「10歳の私は子供会に入ってるのよ。うい老と一緒にしないでッ。」と老人会入りを拒む。
 しかしよう社くんが9代目生徒会長の渡空燕丸くん(後の★★★★・以下、燕丸くん・愛媛県)を攻撃していて、ういろう君も燕丸くんに生徒会費をせびっていた事もあり、8月11日(670回)に「うい様、燕丸を倒すために老人会に入れて下さい。」と一転して入会した。まさに『女心と秋の空』と言ったところか(笑)。

 その後、よう社くんはMARくんと8月11日(670回)に離婚し、8月7日に大阪で行われた全国同窓会の席上で諾くんと結婚する。

 9月8日(674回)の霊界ツアーでは、この回のDD出題者であったよう社くんが、諾くんの解答【2人の愛の巣は、夕暮れのタージマハール♪】にごほうび賞をあげるほどのオノロケぶりを見せていた。
674回問題図

 そしてHRでは、燕丸くんの他に旅がらす(東京都)も攻撃していたが、この時期からよう社くんはP学を楽しめなくなってしまっていた。公私面両方で疲れて迷惑をかけてしまい、引退という形でお詫びをするしかないと考え、1995年(平成7)年1月26日(692回)に引退予告文を掲載。その1ヵ月半後の3月2日(697回)、よう社くんは引退した。皮肉なことに彼女の引退から4週間後に毎中版のP学は閉校してしまったが、もしこのまま続いていたとしたらこの年の10大ニュースの1位に挙げられていたであろう。

 よう社くんが最後に発行したP学本『よう社カーニバル』の中で、P学を引退する時の心境を次のように語っている。

「いつからP学が義務になってきたんだろう。なんでP学をやめる事におびえてたんだろう。P学にしばられていた私。P学が全てだった。学校より仕事よりP学やパズラーが好きだったし、P学が最優先だった。パズラーに忘れられるのが嫌だった。いつも、そしていつまでもみんなのお姉さんのよう社くんでいたかった。
 でも、ある日立ち止まって考えた時、P学より夢中になれるものを見付けた。自分が迷惑かけて、かけ続けてる事を知って、重荷になって自分が嫌になって、P学、読めなくなった。見るだけで。
 以前はP学がどうすればおもしろくなるか考え、意見交換した時もあった。今は何も考えてない。そんな自分を知られるのがこわかった。金メッキのはがれた私。P学を去っていく私。妙にさみしいよ。
 P学に対して、パズラーの引退に対して泣けるのは、それだけ思い入れが深く好きだったんだよね。今も好きだけど以前とはちょっと違うんだ。薄情だと思われてもP学は面白いもののたった1つで、新しいP学は私にとってP学じゃない。だからこれっきりでお別れ。
 P学は私に自信をくれた。やればできるってことも。P学には何も与えられなかったけど(こっすいなぁ・笑)好きでした…。」

 引退後、インターネットP学(現・ドルードル学園)や同窓会に姿を見せることなく静かに隠居生活(?)を送っているが、P学時代によう社くんが残した功績は新人P学生のアピール・そして同窓会での気配りであった。彼女を目標としていたP学生は数知れずであり、彼女に勇気付けられたP学生も多かった。でもよう社くん、これ見てたら少しだけでものぞいて見たらどうかな?毎中時代の常連たちも次々と復帰してることだし…無理かなぁ。

※…2020(令和2)年6月8日に追記更新。QDに関与していたエピソードと、1992年度&1993年度のHRでのやり取りを追加した。


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