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Ｐ学生プロフィール 第18回 玉姫くん（静岡県） |
| PN・（敬称） | 金玉姫（1988.8〜9）→玉姫（1988.9〜）（くん） |
| 在籍都道府県 | 静岡県 |
| Ｐ学入学年月日 | 1988（昭和63）年８月11日（369回） |
| タイトル獲得数 | DD出題回数 ４回（374回、403回、495回、663回）
イラスト掲載回数 ６回 1988年度・1989年度目立ち屋大賞受賞 |
小学生の時から紙面で活躍したＰ学生を諸君は何人言えるであろうか？真っ先に思いつくのはそう、静岡県を代表するＰ学生…玉姫くんであろう。21世紀最初のＰ学生プロフィールは、入学当時から破天荒な玉姫くんの活躍ぶりがどんなものであったのか、紹介するとしよう。
1988（昭和63）年８月11日（369回）、『金玉姫（ちなみに読みかたは「こんぎょくひめ」。）』というPNで入学（以下、玉姫くん）。当時のＰ学は個性のない新入生たちが非常に多く、その為HRも中身のない内容になりつつあった。このような状態に一石を投じたのが玉姫くんの入学であった。
当時小学６年生だった玉姫くんは、「ケッ、いい年こいたオバンが飢えたメス猫みてーにガツガツとさかるんじゃねぇ!!」と女子中高生パズラーに対しオバン呼ばわりを始める。これに対しすかさず女子Ｐ学生たちは彼女を攻撃したのは言うまでもない。その様子は1984年（昭和59）年に小学生パズラーとして果敢にHRで暴れ回ったお銀くん（愛知県）の再来とまで謳われた。
しかし、入学当時のPN『金玉姫』は「PNからしてアブないな。」と批判された為、９月15日（374回）にPNを『玉姫』と改名。この頃になると、玉姫くんと同じ小学生パズラーであるたんなるアホ君（京都府）や敦くん（静岡県）が彼女の元に加わり、女子中高生パズラーを徹底的に攻撃していく。
だが全ての小学生パズラーが玉姫くんの味方についたと言うわけではなかった。すぱでびるくん（岐阜県）や江戸川みーめくん（後の江戸川巡・以下、みーめくん・大阪府）が玉姫くんに反抗した小学生パズラーの代表格であった。
こうした活躍が好を奏し、この年から創設された『目立ち屋大賞』を玉姫くんは受賞したのである。
1989（平成元）年に入ると、中高生パズラーたちは玉姫くんが中学に入学することに目をつけ、「あとちょっとであなたの言うオバンになっちゃうね〜。」と玉姫くんに嫌みを言うようになった。これに対して彼女は「るっせー!!オバンとは昭和40年代生まれのオバタリアンをいうんだよーっ！」と反撃。
これには当時中学生であった1975（昭和50）年生まれの女子Ｐ学生からの批判を受けるが、「バーカ！昭和50年は40年代に入るのッ。51年生まれからが50年代なんだよー。オバンは常識ないねぇ。」と反撃するのであった。
１月26日（392回）、玉姫くんはこの日のDD出題者であったバーラ薔薇君（以下、バーラ君・静岡県）にラブコールを送る。そしてこれが後にうたぎのお姉さんやローザくん（福岡県）とのバーラ君争奪戦のきっかけになっていくのである。
更に２月23日（395回）には、４代目生徒会長選挙に出馬。４月６日（401回）に玉姫くんが中学生になると同時に小学生パズラーの追放に力を入れるようになった為、選挙演説では「小学生のガキどもを追放します。オバン用の養老院コーナーを作ります。」と宣言。しかし５月11日（406回）での結果発表では、名門の貴公子君（後の名門の御曹司・東京都）の得票数を下回るマイナス２票と惨敗に終わる。
それからしばらくの間はバーラ君をめぐってローザくんと争奪戦を繰り広げる玉姫くんであったが、８月10日（419回）から「どたどたどた〜」と走り回っては周辺のＰ学生を踏み潰す激走ネタを披露。彼女が走っている時のセリフには必ず太字で表現されていた。この騒ぎに低電圧アール君（以下、アール君・埼玉県）が踏まれ役になることが多くなり、玉姫くんとのドタバタ騒動に欠かせないＰ学生となったのである。
その為、12月28日の忘年会で発表された目立ち屋大賞では、２年連続で玉姫くんが受賞。毎中時代のＰ学の中で連続でこの賞を受賞したのは玉姫くんだけなのだから、非常にスゴイ！
1990（平成２）年２月22日には、スケ番としてＰ学に入学した杏子くん（北海道）が玉姫くんに宣戦布告。一戦交えることになるのだが、わずか３ヵ月で終わってしまう。
相変わらず激走ネタでＰ学生たちを蹴散らす玉姫くんであったが、役に立つこともあった。５月31日（459回）の校舎造りでは地盤固め・６月からは夜霧君（鹿児島県）率いるQD（九州同盟）の静岡侵攻を阻んだりと大活躍。そのうちに玉姫くんの激走見物に料金を取るものまで現れた為、これが後に玉姫くんはアイドルスターへの道を歩むことになるのである。
玉姫くんのマネージャー役にアール君と千鶴くん（秋田県）が就任し、玉姫くんが走るところには常にカメラが設置されるまでになっていた。ところがこの年の目立ち屋大賞をみーめくんが受賞したことに玉姫くんは嫉妬し、1991（平成３）年に入ると時折みーめくんを攻撃することもあった。
そしてバーラ君が３月28日（501回）に完全引退したのをきっかけに、玉姫くんは再び小学生パズラーの追放に力を入れていた。しかし、そんな彼女の元に次のライバルが現れた。多国籍パズラー・バイリンギャル子（以下、ギャル子）である。
８月８日（520回）に初めて一戦交えてから、常にギャル子は玉姫くんを「ボール姫」呼ばわりして挑発。これに対し玉姫くんは、当時Ｐ学で流行していた羅魔流くん（大阪府）経営のラーメン屋で食事をしてから対決に挑んでいた。
そして12月26日（540回）のHRでゾンボダノバイオバ（以下、ゾンボ）が初登場。1992（平成４）年から玉姫くんとコンビを組むことになる。当初は玉姫くんに負けない激走ぶりに彼女が踏まれる一面も見られたが、幻獣ちょぼら君（後の神獣ちょぼら・東京都）を巻き込む騒動に発展していく。
ところが４月２日（553回）に数ヵ月間休学していたギャル子が復帰し、再び一戦交えることになる。６月４日（562回）にギャル子が主催した女子プロレス大会では、玉姫くんはここぞとばかりに暴れ回るも決着は着かなかった。
ちなみに1993（平成５）年７月１日（615回）にも第２回女子プロレス大会が行われたが、この時も決着をつけることができなかったのである。
10月15日（580回）、入学当時の玉姫くんのネタで暴れ回る恋姫様（神奈川県）に宣戦布告。この戦いは1993年に入ってからも続き、恋姫様を『変姫』呼ばわりしては激走ネタを多用していた。この時のやりとりは以下の通り(以下、青文字は玉姫くん・赤文字は恋姫様）。
| 1992 10・15（580回） | 「どたどたどたー!!やい恋姫というクソガキ！昔のオレのマネすんじゃねー！」 「はん！恋姫様と『様』ぁつけなッ、様をー!!」 |
| 11・19（585回） | 「そうかそうか、そんなに『おそ死に』したいのか？おーし!!」 「黙れデブ姫!!てめーなんざこのオレ一人で十分だ!!ガシガシガシー!!」 |
| 1993 １・14（592回） | 「はん！チビの出る幕じゃねーんだよー!!」 「どたどたどたー!!今日こそは『変姫』をぶっつぶしたるー!!」 |
また、この年にゾンボが８代目生徒会長選挙に出馬した為、玉姫くんはゾンボの応援に力を注いだ。ちなみに９代目・10代目の会長選にもゾンボは出馬したが、ことごとく落選してしまう。
この頃の玉姫くんはすっかりゾンボの飼い主が定着。彼女自ら激走することはなくなり、ゾンボにＰ学生を踏み潰させることが多くなった。また、９月16日（626回）に失恋の病にかかったゾンボを玉姫くんは懸命に看病した。その甲斐あって１ヵ月後に元気になり、ゾンボは再びＰ学生たちを踏み潰し回ったのである。
1994（平成６）年５月12日（657回）、恋姫様に愛想を尽かした緑風仙一君（以下、仙一君・静岡県）が玉姫くんに夕食を作ったりするなど、なにかと彼女に尽くすようになる。これには玉姫くんも上機嫌となったが、その蜜月は長くは続かなかった。６月２日（660回）に恋姫様が玉姫くんを攻撃し始めたのをきっかけに、７月21日（667回）には勇魚君（静岡県）が仙一君をホモへの道へと導き始めた。
これ以降、玉姫くんと仙一君の関係はギクシャクし、９月15日（675回）に仙一君は勇魚君とホモカップルとして付き合うことになる。これには玉姫くんも「ま、いいけどさ、あんなやつ。」と吐き捨て、２人の仲は解消となった。
その後玉姫くんはゾンボを従えてＰ学生たちを踏み潰させ、Ｐ学閉校まで続いたのである…。
ここで、彼女のPN『玉姫』にまつわるネタをひとつ。北海道松前町にある松前藩主・松前家墓所には玉姫という名前の姫のお墓がある。このネタは1989年７月６日（414回）の紙面で姫くん（北海道）が紹介しているが、もし興味のある人は北海道へ旅行に行った際、玉姫の名前があるお墓を探してみてはいかがかな？（なお、松前藩主・松前家墓所へのアクセス等は松前観光協会のホームページをご覧あれ。）
※…2020（令和２）年３月１日に追記編集。恋姫様のプロフィール掲載により、彼女とのやりとりを追加した。