Ｐ学生プロフィール　第102回　水滸くん（富山県）

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　紙面時代は無名であったがインターネット時代でブレイクしたＰ学生は、ロックＸ君（岩手県）や鳶海なつきくん（秋田県）がこれに当てはまり、これまでの『Ｐ学生プロフィール』で紹介してきた。そして今回紹介する水滸くんもその一人である。

　1990（平成２）年６月14日（461回）に『りよ』というPNで入学し、当時の敬称も『ちゃん』づけであった。1991（平成３）年８月29日（523回）にPNを『雨の精』と改名し（以下、雨の精くん）、敬称も『くん』づけにしている。そしてこの日のひろばにて、「中部同窓会の次の日、自転車に乗って車に吹っ飛ばされた。ケガはなく、自力で帰ったけど…。」と交通事故に遭った事も報告している。

　しかし11月21日（535回）のひろばにて「２度目の事故……自転車大破。いたい。」と報告。２度も事故に見舞われた事に対し、この時は寛明くん（長野県）・葵魚くん（後の巫女・鳥取県）・松友傳江さん（愛媛県）・試験管少女くん（北海道）からお見舞いのメッセージが寄せられた。
　実はこの時、雨の精くんは入院していた事を明かし、その模様は1992（平成４）年１月９日（541回）に出題した『変な計算パズル』の問題文にもある。では、その問題に挑んでみよう。

　私が入院したとき、まーちゃん・さとし君・りゅうすけ君がお見舞いに来て、りゅうすけ君が出してくれたパズルだよ。
「２人の父親と２人の子供がいる。１人目の父は１人目の子に1500円あげた。２人目の父は２人目の子に1000円あげた。なのに２人の子供の合計金額は1500円。さあ、どうしてかな？」
（解答は最後にて）

　入院した事で休学を余儀なくされたが、６月４日（562回）のひろばにて「事故で休学中ですが、修学旅行の旅館でお肉の争奪戦（楽しかった）した時、Ｐ学の事思い出しました。いずれ改名して戻ります。」と近況報告を行い、７月23日（569回）に復活すると同時にPNも『水滸』と改名した（以下、水滸くん）。
　しかし９月以降から長期休学に入り、1993（平成５）年11月11日（634回）に復活を果たすもその回限りに終わってしまう。こうしてＰ学閉校まで姿を見せることはなかったが、インターネットパズラー学園（現・ドルードル学園　以下、インターネットＰ学）の第２回から復活を果たした。

　そこからの水滸くんは積極的にDD回答を行い、第４回にごほうび賞・第５回と第23回にDD出題を果たす快挙を果たした。1996（平成８）年から大学進学に伴い石川県に引っ越し、1998（平成10）年度には彼女のクラスメートをインターネットＰ学に呼び込んだ事で『石川軍団』で賑わう時代が到来する。

　特にHRでは、石川軍団のメンバーで盛り上がる書き込みが時折見られた。しかし2000（平成12）年１月に公私混同な書き込みが多く、かつメールの内容を送信者本人に断りなく掲載した事で事務局長であるMAT松楠君から厳重注意を受けてしまう。
　この事態にさすがの水滸くんおよびクラスメート達も謝罪し、見かねた電撃魔神君（以下、電撃君）が『石川軍団専用の掲示板』を開設。その後は水滸くんと彼女のクラスメートであるナーガ君が、我が博物館のキリ番入場者になった事で２人のインタビュー文が『INTERVIEW ROOM』に掲載されるはずだった…。

　ところが３月にそのインタビュー文は、我が博物館ではなく電撃君が開設した掲示板に石川軍団で独自に載せたのである。しかも、私の許可なく行ったものだから、私と電撃君がどんな心境だったかは…説明するまでもなかろう。

　その後水滸くんは私の元に直接謝罪し、就職に伴う引っ越しが落ち着いたらインタビュー文を送ると言う事でまとまった。だが結局そのまま音信不通になってしまい、２人のインタビュー文は掲載されずじまいに終わる。インターネットＰ学を盛り上げる功績を残したが、卒業間際に公私混同な書き込みをやらかしてしまった為に、後味の悪い去り方になったのはいただけなかったな〜。

【変な計算パズル・解答】
『祖父（１人目の父）』が『１人目の子供（２人目の父）』に1500円あげて、その1500円から『２人目の子供（祖父の孫）』に1000円あげる形で差し引けば、つじつまが合う。

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