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Ｐ学生プロフィール 第20回 渡空燕丸くん（愛媛県） |
| PN・（敬称） | 渡空燕丸（1991.8〜1992.3、1992.3〜1994.111）⇔燕神丸（1992.3）→★★★★（1994.12〜）（くん） |
| 在籍都道府県 | 愛媛県 |
| Ｐ学入学年月日 | 1991（平成３）年８月29日（523回） |
| タイトル獲得数 | DD出題回数 ４回（584回、625回、670回、696回）
パズル出題回数 10回（536回、553回、591回、599回、607回、631回、94年新年特集、687回、688回、691回） イラスト掲載回数 47回 |
空を渡る燕をイメージして名付けたPNで入学したＰ学生…それが渡空燕丸くん（以下、燕丸くん）である。「そのまんまやないかい！」とツッコミを入れたくなるＰＮであるが、彼女はイラストの上手さで有名になったＰ学生であった。リクエスト投票ではKKK君（北海道）とF15イーグル君（長野県）と熾烈なトップ争いをしたものの、惜しくも２位。それだけに人気があった燕丸くんはどんなＰ学生であったのか紹介することにしよう。
入学当初はＰ学生のセリフにツッコミを入れる程度の活躍が続いた。イラストは数回載る程度ではあったが、出来ばえは非常に良いものであった。その持ち前のセンスを生かして、1992（平成４）年１月30日（544回）に行われたゾンボダノバイオバ想像イラストコンテストに出展する。残念ながら当選はならなかったが、これを機にイラストの掲載は少しずつではあるが増えていくようになる。
また、３月19日（551回）にはPNを『燕神丸』と改名する。しかし友人たちから「分かりにくい！」と言われてしまった為、翌週から元の『渡空燕丸』に戻してしまう。
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４月に入ると燕丸くんは、いろんな人の歌のサビの歌詞を歌うセリフが載ることが多くなる。以後、彼女はHRで歌ネタで目立つようになり、11月12日（584回）に初めてDD出題した時には、Mr.Mr.君（愛知県）から「墓にマイク埋めてやるから安心して成仏しろッ」と前フリセリフ攻撃を受けた。 ８月に燕丸くんは、土曜日の毎中紙面に掲載されているコーナー・『毎中まんが教室』の４コマ道場でグランプリを受賞する。この他にもイラスト専科で佳作を受賞するなど、イラストの腕前を存分に発揮する。11月19日（585回）には３コママンガのイラストが初めて掲載（左記を参照の事）。以後、Ｐ学紙面では彼女の描く３コママンガが度々掲載されるようになり、彼女が目立つきっかけを作った。 またHRの方でも、燕丸くんはSD（四国同盟）の盟主・特急君（香川県）と手を組んで、迦楼羅君（福岡県）率いるQD（九州同盟）と一戦交えることもあった。1993（平成５）年５月20日（609回）には、特急君から引き継ぐ形でSDの盟主に就任。この時期から本格的にQDと対立することになり、後醍醐天皇（大阪府）率いるＰ学軍も介入する三つ巴の争いまでに発展したのであった。
このような戦況に嫌気がさしてきたのか、12月９日（638回）に燕丸くんはSDを脱退。旅のポンチ絵描きとして放浪することを宣言した。ところが彼女の放浪道中は散々なものであった。まず？教の代表である皇帝？君（徳島県）からの勧誘を受けたと思えば、響良牙（大阪府）から求愛されてしまう。後にこれには敵対し合っていた迦楼羅君も入り、響良牙と燕丸くん争奪戦に発展する。 |
そんな放浪道中を終えた燕丸くんは、1994（平成６）年３月17日（649回）に９代目生徒会長選挙に出馬することを宣言。『何もせずに副会長まかせ』を公約に掲げて会長選に臨んだ結果、女子中学生パズラーからの圧倒的な支持を得て見事当選を果たす。副会長に後醍醐天皇と革命戦士君（以下、革戦君・広島県）を指名し、『副会長で動く生徒会』の結成となった。
燕丸くんの周辺では燕丸親衛隊が結成されたり、自らお茶くみ係りになりたい者が続出。彼女の人気ぶりが表れている中、燕丸くんは手当たり次第にお茶くみ係りの勧誘に精を出していった。
同時に燕丸くんに反旗を翻すＰ学生も当然のことながら現れる。生徒会長選で最下位落選し、開き直ってマイナス会長に就任した名門の御曹司君（東京都）はもちろん、軍司將軍君（以下、軍司君・茨城県）、ようせい社の社長くん（以下、よう社くん・岐阜県）、猛虎女帝くん（京都府）、安土君（後の安土乱・以下、安土君・福島県）、忍野うりくん（以下、忍野くん・広島県）が主なメンバーであった。
特に忍野くんに至っては５月19日（658回）に生徒会とＰ学軍に宣戦布告を宣言。反生徒会派の中心人物として活躍し、８月11日（670回）に革戦君がＰ学を引退するとすかさず副会長に就任。乗っ取り工作を企てていくが、それに関しては後程詳しく解説する。
また、老人会を旗揚げした青柳ういろう君（以下、ういろう君・広島県）からも生徒会費をせびられる事もあり、燕丸くんの周辺は早い段階から支持者と敵対者を多く輩出することになったのである。
９月29日（677回）のHRで、猿君（長野県）から「そう言えば会長も『非人類』だよね。」と突っ込まれる。この頃はPNに動物の名前があるＰ学生によって構成された団体・非人類同盟がHRで活躍しており、代表の九尾狸君（茨城県）も燕丸くんの非人類同盟参入を心待ちにしていた。
しかし燕丸くんは10月20日（680回）に「猿や狸と同類にされるくらいなら改名します。」と宣言し、新PNの募集を行う。ところがふたを開けてみれば納得いくものがなかった為、12月８日（686回）に『★★★★』（以下、★４くん）と改名した。（ちなみにこのPN、読み方はないのである。）
このようなこともあった中、HRでは反生徒会派からの生徒会攻撃が活発化する。次期生徒会長の立候補者が11月17日（683回）に軍司君と忍野くん、恋姫様（神奈川県）が早々と登場。
翌週の11月24日（684回）には忍野くんが後醍醐天皇と手を組み、『改革派新党・パズラーフォーラム』を結成。この新党結成で、後醍醐天皇は10代目会長選に忍野くんを推すようになり、事実上忍野くんに生徒会の実権を乗っ取られる形となってしまった。
これを見たういろう君はすかさず★４くんを10代目生徒会長選に出馬させ、彼に操られるがままの選挙活動を行うことになる。しかし、ういろう君の真の目的は「★４の悔し涙をそばで見てみたいだけ」だったことであり、1995（平成７）年３月23日（700回）の選挙結果では忍野くんが当選。★４くんの再選はならなかった。落選時、★４くんは安土君と以下のようなやり取りを行っている。
「おい安土、最後ぐらい『ご主人様』と呼ばせてやってもいいぞ。」（★４くん）
「そんなに悲しいか？ならこのハンカチで泣けや」（安土君）
途中『★★★★』とPNを改名した燕丸くん（以下、燕丸くん）であったが、彼女が目立ったのはイラストやHRだけではなかった。データを見て頂ければ分かると思うが、オリジナルパズルの出題も多いのである。
彼女の代表作となったのは『ナンバークロスパズル』。これは同じ数字のマスには同じ文字が入るルールに基づき、クロスワードパズルの文字を埋めていって文章を完成させるパズルであるが、このパズルが最初に掲載されたのが1993年１月７日（591回）であった。以後、彼女のナンバークロスパズルは好評を集め、10回中８回がナンバークロスパズルによるものであった。
そして燕丸くんは辛口批判家としても有名であったことを知っていたであろうか？ナンバークロスパズルの解答で、新人Ｐ学生の自己紹介コーナー不要・ひろばでの真剣な議論の実施・会長選でのマイナス票廃止を訴えていた。また、1995年にＰ学紙面で掲載されたよう社くんの引退宣言文に対し、「読まずに出して楽しけりゃ、そりゃ大したモンよ。（はーやだやだ。HRにおぼれたモンの末路やね。）」、「え、なぁに？げーむおーばぁ？負けが込んでリセット押したんだろうがょ。」と痛烈に批判していたのである。
その後燕丸くんは『インターネットＰ学（現・ドルードル学園）』に第１回から２年間、投稿を続けていた。現在はイラストレーターとして活躍し、ブログ『つばめの巣』も立ち上げている。
※…2008（平成20）年11月８日に追記編集あり。