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Ｐ学生プロフィール 第26回 ロンメル将軍君（岡山県） |
| PN・（敬称） | ロンメルIII世（1984.２〜4・6〜1985.3）⇔ロンメル将軍（1984.5、1985.4〜7、10〜）⇔ロンメル法王（1985.4） ⇔ロンメル公爵（1985.8〜10）（君） |
| 在籍都道府県 | 岡山県 |
| Ｐ学入学年月日 | 1984（昭和59）年２月９日（141回） |
| タイトル獲得数 | ごほうび賞獲得回数 １回（141回）
パズル出題回数 ３回（155回、160回、219回） イラスト掲載回数 ３回 |
いかなる組織も、それは人間の集団であり、
集団をリードするのは、人間の確固たるリーダーシップ以外にない
エルヴィン・ヨハンネス・オイゲン・ロンメル（1891〜1944・ドイツ）
第２時世界大戦でヨーロッパ・北アフリカ戦線で活躍し、『砂漠の狐』と呼ばれた名将・ロンメル。彼の名前と同じPNのＰ学生が、Ｐ学史上最大にして最強の悪役Ｐ学生であったことを覚えているであろうか？80年代から投稿したＰ学生だったら「覚えてる！」と即答出来るだろう。Ｐ学なんでもランキングで『一番目立っていたＰ学生』と『史上最強の悪役Ｐ学生』の２冠王に輝いたロンメル将軍君（以下、ロンメル君）。彼の活躍が後のＰ学の紙面にどのように影響を及ぼしたのか、紹介するとしよう。
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1984（昭和59）年２月９日（141回）、『ロンメルIII世』で入学。入学当初は真面目にDD回答も行っており、【スイスの日の丸弁当】の回答でごほうび賞を獲得。獲得した決め手となったのが「博士大好きッ、だから『ごほうび賞』下さい。」と博士をヨイショした為であった。 しかし、DD回答に打ちこんだのはこの回と翌週だけであり、２月23日（143回）から盛んに博士をけなし始める。 |
| 141回問題図 |
入学当時はロンメル君を始め、PNの後に『III世』とつけているＰ学生が多くいた。彼の他にアンパンIII世君・ジャムパンIII世君（ともに愛媛県）もそうであった。彼らの登場により、ロンメル君は『III世』をつけることに抵抗感を感じていた。彼らが『III世』をつけていることに嫉妬を覚えたのか、４月26日（152回）にロンメル君は「アンパンめ！まだ書いてくるのかッ、てめえはパズラー学園停学だー!!」とアンパンIII世君を攻撃。翌週、アンパンIII世君から「全く、ロンメルのやつには腹立つなあ。」と反撃を受け、紙面上では一触即発の雰囲気に包まれる。
そして５月10日（154回）。ロンメル君は「ぼくはアンパンとジャムパンと博士に宣戦布告するぞーッ、第１次ドルードル大戦じゃー。」と、第１次ドルードル大戦を勃発させる。この時はまだHRもなく、DD回答のやり取りが中心であったが、この大戦の勃発によりロンメル派・アンパンIII世派に分かれて紙面を大いに賑わすことになる。
その中で、こしょう谷のくしゃみ君（新潟県）のようにどちらにも所属せず、双方を攻撃する者まで出てきた。ロンメル君の下には博士暗殺隊長君（後のパットン将軍・岡山県）が加わり、アンパンIII世派を盛んに攻撃していた。
しかし６月頃にアンパンIII世君・ジャムパンIII世君ともに紙面に出てこなくなった為、第１次ドルードル大戦は終結。７月19日（161回）にロンメル君は休学に入り、紙面上に平穏な日々が戻った。
だがそれもつかの間のことであった。９月13日（172回）、ロンメル君は復帰と同時に博士いびりを再開。更にロンメル君は11月１日（179回）に「戦争じゃーッ。中学生諸君、小学生のガキを蹴散らすのだーッ。」と、第２次ドルードル大戦が勃発した。攻撃目標も、当時小学生パズラーによる学園乗っ取りを企む東京ハレツ君（以下、ハレツ君）、ハレツ君に対抗するぼくドンちゃん（以下、ドンちゃん・ともに大阪府）に向けた。しかし同時に、博士の肩を持つNOくん（福岡県）や、同じ岡山県パズラーである馬場Jr君（岡山県）からも攻撃を受けた事で、紙面は第１次大戦より大荒れとなった（以下、赤文字はロンメル君・青文字は馬場Jr君・緑文字はドンちゃん・紫文字はハレツ君・ピンク文字はNOくん）
| 1984 11・15（181回） | 【これは天国行きと地獄行きのトンネルだな。博士とロンメルは当然地獄の方だろう】 「てめえ、だれに向かってものを言ってんだーッ。」 「ロンメルよ、岡山のもんまで敵に回したら、おしまいだぞよォ。」 「ウッセー、このイナカもんめが!!」 ちなみにロンメル君は津山市、馬場Jr君は倉敷市にそれぞれ在住していた。 |
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| 12・13（185回） | 「ロンメルよ、お前は朝日新聞の方へ飛んでけーッ。」 「ハナタレ小学生はすっこんどれーッ。」 「ロンメルに『不幸の年賀状』を送ろう。」 「大阪もんは、青酸ソーダくらって死ねッ。」 「ロンメル反対！くだらない答えを書く小学生も反対！ついでに長いPNも反対！でも博士ダーイ好き!!」 「ウヒヒヒヒ。ワシもチミだーい好き。」（博士） 「フン、博士のスケベ！」 「あっち行っちゃえー、このーッ。」（博士） |
| 1985 ２・21（194回） | 【ロンメルを焼いている火葬場の煙突じゃー】 「ドンくさいアホどもが騒いどるのう。」 「津山市は日本から切り離そう！」 |
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1985（昭和60）年度に入ると、お銀くん（後の死神の由羅・愛知県）がかんざしの秀くんやゴム紐屋の竜くん（ともに東京都）たちと紙面で争いあうのを目に付けた。もっとも最初は「いやあ、女同士のケンカは面白え。やれやれー。」と傍観視する程度であったが、ロンメル君もこの戦いに介入。こうして『お銀戦争』は９月５日（222回）に終結宣言を出すまで、以下のＰ学生が中心となり紙面上で激戦を繰り広げた。
| ロンメル派 | 馬場Jr君、パットン将軍君、バッファローマングレート君（後のKKK・北海道）、飾り職人の秀くん・ゴム紐屋の竜くん（ともに東京都） |
| お銀派 | 小菜女くん（後の鬼神の波豆）・ヤネウラ３ちゃん（ともに愛知県）、鉄女28号くん（東京都） |
その時の模様は下記の通り（以下、黒背景＆銀文字はお銀くん・白背景＆黒文字は小菜女くん）。
| 1985 ７・11（214回） | 「フン！ロンメルなんか女子にビビって、いつもトイレに逃げ込んでるんだろッ。」 「ガラの悪い下郎は近寄るんじゃないッ、けがらわしい!!」 「やいロンメル!!ケンカに気品や風格が関係あるかい、そういうイヤミが気にくわないんだよーッ。」 「お前らと私は身分が違うのだよ、バカどもめがッ!!」 |
| この回から、お銀くんは『死神の由羅』、小菜女くんは『鬼神の波豆』とそれぞれPNを改名している。 | |
| ７・18（215回） | 「あー諸君ッ、長い間お銀の事件では苦労をかけたな。でも私が立ち上がった以上、もう安心してくれ。今後あのガキにでかいツラはさせんッ。」 「うるさーいッ、テメーなんかに『趣味』のケンカをやめさせられてたまるかってんだ!!」 「あたいも同感だよッ。」（鉄女28号くん） 「ゲスが騒ぐんじゃねえ!!」 |
その一方でハレツ君とドンちゃんとの対立は後に岡山VS大阪の争いに発展し、大いに紙面を騒がせることになった。
| 1985 ６・27（212回） | 「ロンメルなら『おしおき』で運動場100周させられてるよーだ。」 「ロンメルはドブねずみだ!!」 「すっこめタコども！大阪モンは根性なしや。21面相もやめよったぞ。」 「僕はロンメル君に一生ついていきます。」 「では馬場Jrよ、今週はこの大阪モンどもをやっておしまいッ。」 「ハイ！黙れスットコドッコイッ。いんぐりもんぐり、いんぐりもんぐり!!」 |
| 10・31（230回） | 「さあ、ここで生徒会長のロンメル様のお言葉をいただきます。」 「ねえママ−、ロンメルって新種のゾウリ虫？」（デビルのシッポくん・広島県） 「いえ、ロンメルという名のドブネズミなのです。」 「ホレ馬場Jrよ、モテんやつらがひがんで騒いどる。やっておしまいッ。」 「岡山県人にはロクなんおらんなァ。」 「岡山と大阪じゃ、どっちが田舎か考えてみろてんだッ。」（ゲンギャーロ君・大阪府） |
| 11・21（233回） | 「大阪には大阪タワーだってあるんだぜ。」 「どアホ！大阪に津山城あるかッ、津山市役所あるかッ、津山図書館あるかッ。」 「大阪や東京がハレツしても、岡山県は不滅だー、バンザーイ!!」 |
| ロンメル君によるこの返し方は当時の常連の間で語り草になり、後のHRでも「○○に△△あるか？」のセリフが登場した。 |
そしてこの頃になると、ロンメル君にラブコールを送る女子Ｐ学生も登場する。なかでも熱心だったのがルバータくん（埼玉県）であったが、紙面上で戦争反対を訴えたりロンメル君にいい子ぶった態度を取ったりした為、他の女子Ｐ学生からひどく嫌われていた。
『お銀戦争』の終結宣言後、ロンメル君は次の攻撃目標を特撮アニメ君（以下、特ア君・滋賀県）に向け、馬場Jr君とともに生徒会乗っ取りを企む（以下、黒背景＆黄文字は特ア君）。
| 1985 10・24（229回） | 「ワハハハ、生徒会長の特撮アニメ参上。やいロンメル、会長ジャックは許さんぞ！」 「おいパーの特撮よ、お前のザコはアニメのガキばかりだのう、うー情けない。」 |
| 11・14（232回） | 「諸君！この荒廃した学園を救えるのは私しかいない。私は救世主であーる。」 「フン、戦争でしか人気を得られんやつめがーッ。」 「フン、特アのハゲは琵琶湖でおぼれてなッ。」 |
| 12・12（236回） | 「敵は特アニじゃー、第４次HR大戦だぞーッ。」 「ロンメルよ、お前はもう『びろねらはっちゃ』だーッ。」 |
| 1986 １・９（239回） | 「ロンメル軍団はもっとハガキを出して、このページを占領するのだ!!」 「今年も前途はくーらーいーなー。」 「やい特ア！今アホの象徴はアニメファンだっての知ってるか!!」 |
またロンメル君は11月28日（234回）に行われた生徒会役員選挙に風紀委員に立候補。風紀委員には他にルバータくんやハレツ君も立候補しており、総勢７名とかなりの激戦となった。しかし結局はハレツ君が当選した為、ロンメル君の風紀委員就任は果たせなかった。
その一方で特ア君との戦いも熾烈なものになり、周辺では両者のグッズを売りさばくＰ学生まで登場する。しかし1896（昭和61）年に入ってからは、ロンメル君と彼を慕う女子Ｐ学生たちの間で浮気問題が発覚。これに対しロンメル君は「浮気なんかしてないつーてるだろが。」と否定するが、２月27日（246回）にルバータくんはロンメル君に愛想を尽かしてしまった。そして３月13日（248回）、ミラクル透明人間くん（神奈川県）と以下のやり取りを最後にＰ学から姿を消してしまう。
「ロンメル君さむーい。あなたの愛で暖めてぇ。」（ミラクル透明人間くん）
「ウフウフ、ウヒヒヒーッ」（ロンメル君）
こうして『Ｐ学史上最強の悪役Ｐ学生』は非常に静かな最期を迎えた。入学時から非常に派手な活躍を見せていただけに、引き際も派手なものになるのでは？と思われただけに、非常に惜しまれる。現に1987（昭和62）年１月８日（290回）に発表された『カムバックして欲しいＰ学生ランキング』ではロンメル君が１位に選ばれており、それだけ彼の復帰を願うＰ学生が多くいたことが分かる。
ちなみにその年の10月22日（329回）には、ロンメル君の弟である千手かんのん君（以下、千手君・岡山県）が入学。千手君は『ロンメルの弟』と呼ばれることを非常に嫌っていたが、HRでは「うっへ〜ろテメーらぁ、ヒック。」と酔っ払いネタで大いに目立っていた。３ヵ月投稿を続けていたが、1988（昭和63）年２月に休学。４月21日（353回）に完全復帰宣言するも、わずか２ヵ月で姿を消してしまったのである。
※…2020年６月14日に追記更新。HRでのやり取りを追加した。