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Ｐ学生プロフィール 第131回 絵梨衣くん（広島県） |
| PN・（敬称） | 絵梨衣（くん） |
| 在籍都道府県 | 広島県 |
| Ｐ学入学年月日 | 1988（昭和63）年６月９日（360回） |
| タイトル獲得数 | DD出題回数 ２回（430回、456回）
イラスト掲載回数 20回 標語掲載回数 １回（460回） |
広島県は、1988（昭和63）年度から急激にＰ学生が入学するようになった。今回紹介する絵梨衣くんもその一人である。
彼女が入学した頃は、男女交際派（以下、DK）と反男女交際委員会（以下、HDK）との争いが盛んであり、DK側の中心人物として活躍したキグナス君（滋賀県）は女子Ｐ学生からの絶大な支持を得ていた。もちろん絵梨衣くんもその一人であり、DK側につくようになった。しかし一方的なラブコールを送るＰ学生が続出した事で、紙面の内容が一気に薄まる『広くて、最悪の時代』と常連たちの間で呼ばれるようになってしまう。
この事態をみた絵梨衣くんは９月15日（374回）、ミカエルくん（広島県）と共にＰ学の校則を作成すると発表。同じ時期に春菜くん（千葉県）を中心とするＰ学革命委員会が、投稿に関するきまりの意見書を編集部に提出していたが、反対意見が続出していた。
こうした状況もあって反応は今ひとつであり、「このままだと現在集まってるはがきで作っちゃいますよ。」とひろばに状況を報告。編集部からは「絵梨衣くん、こんなわけだからね、校則については…。」と、期待しないでくれと言わんばかりの返答を受け、校則を作る計画は頓挫に終わった。実際私の元にも校則作成の依頼を受けたのだが、10月10日に広島市内で行った同窓会の席上できっぱりと断ったのを覚えている。
HRでは、アクエリアスのカミュ君（以下、カミュ君）や太陽神アベル君（以下、アベル君・ともに広島県）がDK側につき、絵梨衣くんと共闘するようになった。特に対抗していたのはアトラスくん（大阪府）と聖雪路くん（後の聖パンドラ・愛媛県）であり、より一層激しさを増していく（以下、緑文字は絵梨衣くん・青文字は聖雪路くん・紫文字はアトラスくん）。
| 1989 ４・27（404回） | 「私、HDKで良かったわ。」 「ふん、今日もDK派のアホがわめいとることよ。」 「ムカツク〜ッ。雪路もアトラスも地獄に落としてやるわッ。」 |
| ５・18（407回） | 「硬派が帰ってこようと、HDKはクズなのです。」 「そいつは甘いよ。絵梨衣！」 「その通り。せいぜい命ごいでもするんだなッ。」 |
| 1989（平成元）年４月27日（404回）にHDK創設者の硬派ロード君（千葉県）が復活した事で、HDKの構成員たちは意気揚々となっていた。 | |
| ９・14（424回） | 「うっうっ、私、会長さんに愛人の口止め料として300円もらって、それで……。」（金・恋くん・栃木県） 「勝手に愛人呼ばわりしないでよねっ。」 「やっぱDK派の会長だわね。」 |
| ７月13日（415回）に金・恋くんがキグナス君を愛人関係をネタにゆすり始めた事で、大荒れになっていた。 | |
| 10・５（427回） | 「絵梨衣、今日のおかずは白鳥の丸焼きよっ。」 「雪路！このキャンプ場で最後の決着をつけてあげるわっ。」 |
| この日に行われたHR山ハイキング特集にて。 | |
| 10・26（430回） | 「絵梨衣は、会長の愛人を殺して逃亡中です！」 「なんだお前？まだ生きてたのか？」（アベル君） 「聖って私に負けたのね？この負け犬っ！」 |
| この回は絵梨衣くん初のDD出題回。冒頭は上記の通り。 |
その後絵梨衣くんはアベル君と手を組み、魔龍君・魔王ルシフェル君（ともに広島県）と対立するようになった。しかし11月30日（435回）、絵梨衣くんは目が失明する恐れのある病気（後日、膠原（こうげん）病と判明）にかかっている事をカミングアウトする。これに対し多くのＰ学生から励ましのメッセージが寄せられ、絵梨衣くんはそれを励みに投稿を続けていった。
ところが1990（平成２）年２月22日（446回）、「私、HDKの戦士だったのよね。DK派覚悟〜!!あれ!?」とHDKへの寝返りを示唆する発言をするようになる。そして３月15日（449回）、「さよならアベル。私はカミュとHDKに行くわ。私のことは忘れてね。」とカミュ君と共にHDKへ寝返り、アベル君と決別した。裏切りにショックを受けたアベル君はDK側に戻るように説得を続けたが、５月10日（456回）に絵梨衣くんを追いかけるようにHDK側についたのである。
その一方で猛虎女帝くん（京都府）が生徒会長に就任した際、生徒会副会長を任命される。９月６日（473回）に「私、HDKだったかしら？『記憶にございません』ですわっ。」とDK派に戻る素振りのセリフが載る。そして９月27日（476回）、絵梨衣くんは正式にDK派に戻る事を宣言した。
しかし目の病気の方が深刻化していたのか、５月10日（456回）にDD出題した時は欠席するほどであった。それにもめげずに投稿し続ける絵梨衣くんであったが、10月18日（479回）の投稿を最後に姿を消してしまった。療養に専念する形で二度と姿を見せないのかと思われたが、1991（平成３）年11月21日（535回）に近況報告を兼ねたハガキが掲載された。報告文の中で「目はほとんど治りました！」との事であり、この朗報にはＰ学生たちを安堵させたのは言うまでもない。一時はどうなるかと思ってたけど、回復できて何よりだったね！