P学生プロフィール 第88回 馬場Jr君(岡山県)

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Personal Data

PN・(敬称) 馬場Jr(君)
在籍都道府県 岡山県(1984.7〜1989.4)→宮城県(1989.4〜1991.8)
P学入学年月日 1984(昭和59)年7月19日(164回)
タイトル獲得数 DD出題回数 3回(183回、268回、324回)

ごほうび賞獲得回数 4回(212回、238回、250回、424回)

パズル出題回数 1回(291回)
 1984(昭和59)年7月19日(164回)に入学した馬場Jr君は、この回のDDの冒頭にて【これは博士の墓だぜー。】という多数回答に対して、「博士ッ、ついに死んじゃったんですかー?」と博士に突っ込む形で入学した。
 更に8月2日(166回)の冒頭では「ところで博士は今何歳なの?」と質問したところ、博士からの返答は「25歳。いやウソウソ。」であった。博士って、自分を老人だと認めてる事がこの時代からあったんだな〜と思う(笑)。
164回問題図

 こうしたやりとりは、DDでも容赦なく博士を扱き下ろしていた。それでは、『あなたもパズラー』時代で馬場Jr君がどんな博士ネタの回答をしていたのかを見る事にしよう(以下、赤文字は博士のセリフ)。

1984 8・9(167回) 【な、何と!博士の家には逃げ道用の抜け穴があった!】
「わし、サラ金関係ないのーッ。」
   8・16(168回) 【迷路パズルで2年もかかってゴールにたどり着き、飛び上がって喜んでるバカ博士】
「バカじゃなーいッ、全くもーう。」
   10・11(176回) 【ウワーッ、博士のボロ屋敷に津波が押し寄せてくるー!!】
「ボロ屋敷じゃなーいッ。」
   11・8(180回) 【倉敷の田舎には、こんなガリガリな胴体のカカシがあるんだぞー】
「あんまり自慢になんないみたいだな。」
【じゃあ博士の首を絞めるための首輪じゃー】
「ボツ!!」
 馬場Jr君は攻撃の矛先を博士だけではなく、同県パズラーのロンメル将軍君(以下、ロンメル君・岡山県)にも向けた。11月15日(181回)では【これは天国行きと地獄行きのトンネルだな。博士とロンメルは当然地獄の方だろう】と初めてロンメル君を攻撃する。
 更に自身初のDD出題となった11月29日(183回)では、【ついにロンメルの両手が沈んだぞー、バンザイ】と更に攻撃の手をゆるめなかった。 
181回問題図 183回問題図

 ロンメル君との敵対関係は1985(昭和60)年に入ってからも続いたが、1月24日(190回)に「女は全員すっこめーッ、オレの8文キックが欲しいのかー!」と女子パズラーにも攻撃するようになった。当時の紙面ではお銀くん(愛知県)が我が物顔で振る舞っていた事もあり、馬場Jr君はこうした男尊女卑のセリフを使うようになったと思われる。それにしても『8文キック』と、本家ジャイアント馬場の必殺技(16文キック)をもじるとは、流石はJrだ(笑)。
 更に馬場Jr君は2月7日(192回)に「フン!福岡市の女ほどクサイやつはいないぜ。」と、博士の肩を持つNOくん(福岡県)にもその矛先を向けた。これがそれまで敵対していたロンメル君と盟友関係になるきっかけとなるのだが、それは後程…。

 5月16日(206回)のDDで【髪の毛が生えた電球だよー】と回答し、博士は機嫌良くごほうび賞を与えようとした。だが馬場Jr君はその後「皆さーん、今年も阪神は博士のせいでBクラスだよー。」と言った為、博士の怒りを買って帳消しとなってしまう。
(ちなみにこの年の阪神は、21年ぶり7度目のリーグ優勝と2リーグ制になってから初の日本一となった。)
 しかし1ヵ月後の6月27日(212回)、【ピンポン玉のタコ八郎】で初のごほうび賞を獲得する。この回の出題者がNOくんであったが、NOくんや博士の悪口を言わなかった事で博士からごほうび賞をもらえたのである。
206回問題図 212回問題図

 その一方HRでは4月25日(203回)、バッファローマングレート君(後のKKK・北海道)から「そうだ!馬場Jr先輩、ここはひとつオレとタッグ組みませんか?」とタッグ結成を打診されたが実現ならずとなった。そして6月20日(211回)に、「ほれ馬場Jrよ、このオジンをやっておしまいッ。」とロンメル君からの命令に従い、「ハイ!博士はゲートボールでもやってなーッ。」と博士を扱き下ろす。

 翌週6月27日に「僕はロンメル君に一生ついていきます。」と忠誠を誓い、正式にロンメル君とタッグを組んだ。この姿勢に対し博士は、「前は岡山の恥だと言ってたくせにーッ、風見鶏め!」と激怒し、『タイコ持ち症候群』と揶揄されたのは言うまでもない。当初の攻撃対象はお銀くんやNOくんとしていたが、後に特撮アニメ君(滋賀県)・ぼくドンちゃんや東京ハレツ君(ともに大阪府)を始めとする大阪府パズラーと争うようになった。この時どんなセリフで攻撃していたかというと…?

1985 10・24(229回) 「ホレ、大阪モンが『ドン』と『ハレツ』したぞー、ざまあ見ろ!」
    11・14(232回) 「フン、特アのハゲは琵琶湖でおぼれてなッ。」
    12・5(235回) 「ハレツはハレー彗星みたいに76年に一度学園に来りゃいいんだよッ。」
翌年の1986(昭和61)年、地球に接近したハレー彗星にちなんだネタ。
1986 1・16(240回) 「諸君!特アは生徒会長の仕事をしないので、『不信任案』を可決した。新生徒会長はロンメル様と決定ッ。」
    2・20(245回) 「校則第17条、大阪もんはHRに出てはいけない。」
1ヵ月後の3月13日(248回)に生徒会役員・校則管理委員長に就任。
後に夕焼け野郎君(岡山県)がこの校則ネタを多用し、大阪パズラーと互いに扱き下ろしあうまでにエスカレートした。
    12・11(287回) 【ドン・佑太・ハレツが通学する田んぼのあぜ道に見える】
【倉敷の用水路はこんなに真っ黒なのか?】(なんと佑太君・大阪府)
 12月26日(238回)に【シマウマの卵】で、2度目のごほうび賞を獲得。その後、【それとも『博士のお尻にたまってるウ○コ』にするかなぁ】と答えた事で博士から「ボーツボツボツ!!」と怒りを買うが、ごほうび賞を取り消されずに済んでいる。

 更に1986年3月27日(250回)には、【石油がこなくなった日の夜】で3度目のごほうび賞を獲得した。
238回問題図 250回問題図
 7月31日(268回)に2度目のDD出題を行う。冒頭では「今日は博士が交通事故でお休みなので、私が司会をやります。」と、博士を無視して仕切ろうとしていた。更に「出題者賞も出せ!!」と博士にせびるが、もちろん受け入れられなかった。

 ちなみにこの回のごほうび賞は、同県パズラーの上にマット下にマット君(後のMAT松楠・岡山県)の【煙突に入りきれなかったサンタクロース】だった。
268回問題図

 1986年度下半期のHRでは、同じ倉敷パズラーである夕焼け野郎君(岡山県)と共にオナラネタや嘔吐ネタを多用する事が多かった。そしてDDでも、博士の下ネタが載ったのである。それはどんなものかと言うと…?

【これ博士の検便袋の中身か?】  11月20日(284回)
【博士の肛門、博士の鼻水、博士のヨダレ】 11月27日(285回)
【こりゃ寝てる博士のオケツ写真だぜ。ウッ目が腐るーッ】1987(昭和62)年1月15日(291回)
【博士がしたNOGUSOだよーん】 1月29日(293回)
【あっ分かった!博士には肛門が2つもあったんだー】 3月5日(297回)
284回問題図 285回問題図 291回問題図 293回問題図 297回問題図

 下ネタを多用していた馬場Jr君であるが、1月15日(291回)に『線引きパズル』を出題した。では、皆さんも挑んでみよう(解答は最後にて)。

「学園の恥、バカ博士は学園長室の前でウンチでもしてなッ。」
「お前は出てくんなーッ。」
「今回はオレがパズルをやってやるんだぞ。文句あっかー!!」
「あ、ありませーん。」
「よし!最近『線引きパズル』がはやっているので、天才のわたくしもやってみようと思う。今回は『T』の字でいくぞ。さあ、この上に『3本の線』を引いてくれ。それでここに『5つの三角形』を作ってもらいたいのだ。もちろん三角形の中に線が入っていてはダメ。ただし三角形以外の形が出来ちゃってもかまわん。ほれ博士はいくつ出来た?」
「……2個。」
「ああ年寄りはやっぱりダメだ。とほほ!」
「ウッシェー!!」

 1987年度に入ると下ネタ路線もやりつつ、時折阪神ファンを扱き下ろすネタを載せていた。それゆえに、主力メンバーだったTigers18君(以下、T18君・茨城県)から反撃を受ける事になる(以下、青文字は馬場Jr君・黒文字はT18君)

1987 4・23(304回) 【博士の頭をバットで殴る酔っぱらいの掛布なのだ】
「おめえ帰れよー!!」


当時阪神の主力選手だった掛布雅之は、この年の3月に飲酒運転で逮捕。当時オーナーだった久万俊二郎から「大ばか野郎」「欠陥商品」と厳しく断じられた。
    4・23(304回) 「今年の阪神は『7位』だな。ヤクルト以下だもんね。」
「てめえ!覚悟は出来てんだろうなぁ。」
    5・14(308回) 「君たち、ヤクルトと南海ファンの気持ちも考えてやれよー。」
なお当時のヤクルトファンはこの年度から入学したハンマー百t君(東京都)、南海(現・福岡ソフトバンクホークス)ファンはゲンギャーロ君(大阪府)がいた。
    6・4(310回) 【バース・掛布・岡田の3タコマークさ】

 そして博士をまじえた下ネタも相変わらずだった。

【博士のおケツの穴に向けてカンチョー発進!それゆけーッ。】 5月7日(306回)
【おや、博士はオケツで風船ガムふくらませてるよ。】 7月16日(316回)
【博士のへだ!ブヒドヒ、ブルルーン、くっせーッ。】 8月6日(319回)
【だれも見たくない博士の胸毛だ!】 9月3日(323回)
【うわー!博士の鼻の穴から鼻クソが飛んでくるーッ。】 9月17日(325回)
【真上から見た立ち小便してる博士だよーん。すっげー量ッ!】 1988(昭和63)年2月18日(344回)
306回問題図 316回問題図 319回問題図
323回問題図 325回問題図 344回問題図
 9月10日(324回)に通算3度目のDD出題を行う。馬場Jr君は「今回はあたくしが出題者だ。フヌケのジジイは無視してどんどん進めよう。」と挨拶し、博士は冒頭から「ウッシェー!!」を連発。実に5回も連発した事で、氏T判多くん(後のマッちゃき・東京都)から「何回『ウッシェー』を言えば気がすむのよーッ。」と突っ込まれる形で締めくくられた。

 ちなみにこの回のごほうび賞は、新パズ類君(石川県)の【敷布で幽霊ごっこの5人姉妹】となった。
324回問題図
 10月22日(329回)のDDで馬場Jr君は【博士のきたないケツから浮かび上がってきたONARAの泡】と回答した事で、博士から「ボツボツ!!」と突っ込まれる。馬場Jr君に下ネタ連発のイメージがついてしまった事もあり、うるとらぼうい君(岩手県)は【馬場Jrの野GUSOとピンポン玉の比率だな。】と回答したのであった。
329回問題図
 1988年4月7日(351回)のHRで「ところで、特撮アニメ先輩はどーなったんだろ?」と、大学受験に専念する為引退した特撮アニメ君(以下、特ア君・滋賀県)を案ずる一幕もあった。しかし馬場Jr君も、この年度から高校3年生という事で、翌週から休学に入った(なお、特ア君は9月1日(372回)に一時復帰している)。
 そして1989(平成元)年3月16日(398回)のひろばで復帰宣言し、「これが載るころは、国立大の結果を待っている。立命館と同志社に合格しましたゼイ。」と私立大学の合格発表も併せて報告した。
 3月30日(400回)のDDでは【博士のオケツの穴にこびりついたウ○コだぜ。ちゃんとふけよなー】と、博士下ネタは健在だった。
400回問題図

 4月6日(401回)のひろばでは『私にとってのP学』が掲載されていたが、その中には馬場Jr君の文もあり以下のように懐柔している。
「もう入学して5年たつけど、その間には中学生日記を追い出し、マンガを追い出し、ここまで大きくなるとは思ってもみませんでした。ホント、自分のPNが載ったらいいなって感じで、ハガキを初めて出したのを、今でも良く覚えています。」
 馬場Jr君が入学した頃の紙面は、隣にNHK名古屋放送局制作のドラマ『中学生日記』の放送予告欄や、連載マンガが載っていた時代だった。P学生の人数が増えるにつれてスペースも広がっていくのを実感していたに違いない。

 4月13日(402回)のひろばで「岡山大理学部と東北大工学部に合格、結局東北大に行くことにしました。仙台の皆さん、よろしく。」と国立大学合格と共に、宮城県に引っ越す事も報告。ハガキを投函する時期ゆえにこの回は岡山県扱いとされたが、翌週4月20日(403回)から正式に宮城県パズラーとして投稿する事になった。
 そしてこの時期に『名門の貴公子』と改名してHRを賑わせていた名門のお坊ちゃま(後の名門の御曹司・東京都)に対しては、「名坊って何者だ?老人のワシにはさっぱり分からん。」と休学期間中ゆえにギャップを感じたセリフが載った。
 5月25日(408回)のDDでは【仙台から岡山へ、こんな翼で飛んで帰りたいっ!】と、大学と故郷の距離を切実に憂う回答もあったのだ。ホントに帰省時はよく分かる。現に8月24日(421回)のひろばでは「久しぶりに実家に戻って参りました。やはり故郷というものはいいです。こんなことを言うようになったのは、歳をとったからかなぁ。」と言ってたんだし。
408回問題図
 宮城県に移っても博士をまじえた下ネタ回答をDD連発する馬場Jr君であったが、9月14日(424回)に【『ふりだしへ戻れ』のサイコロの目だよ〜ん】で、4度目のごほうび賞を獲得した。
 時折休学⇔復活を繰り返す事もあったが、1991(平成3)年3月21日(500回)のDDでは【春眠暁を覚えず。500回の図もアクビをしております。】と回答。これは、木村実くん(広島県)と重複する回答になった。さらにひろばで掲載された『先輩からのメッセージ』には、以下のようなコメントを載せている。
「僕も7年近く続けてきてよかったと思ってます。しかし今思うと、P学もよくここまで大きくなったものです。昔は細々とやっていたのに……。これも時代の流れというものなのでしょうね。」
424回問題図 500回問題図
 その後もDDを中心に投稿を続けていたが、8月8日(520回)に【では博士の頭を割って、中を見てみましょう。】と回答したのを最後に、引退宣言をする事なく姿を消した。
 ロンメル君が引退した後の活躍は、DDで博士をまじえた下ネタ回答を多用した事ですっかり下ネタパズラーのイメージが定着してしまった。それにも関わらず、ごほうび賞を4回も獲得したのだから、流石はベテランパズラーと言ったところか。
520回問題図

 そして実は1991年3月30日に大阪で行われた『P学500回記念ザ・談会』に、馬場Jr君がベテランP学生代表という事で招待される予定であった。これは私・稲川が出席できない場合、編集部は影の声君(福岡県)と共に招待する動きがあったのだ。同窓会に出席した記録がなかったし、仮に実現出来たとしたらザ・談会も盛り上がってただろうな〜。え?今回PNからして、語呂合わせで88回にしたのかって?前回同様、偶然だってば(笑)。


【線引きパズル解答】
左のように引けばOK。

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